ゲームマシンデイジーデイジーうたうか

「ねぇ、あなた達、そんなに自分が嫌い?」
(「ゲームマシンはデイジーデイジーの歌をうたうか」p34)


小野不由美主上初のエッセイ集、なんとジャンルは「ゲーム」だったりする。
「ひゃぁ?ゲーム?畑違いだわ〜」と嘆く事なかれ。
小野先生だってそうだったんです。・・・・・かっては(笑)
ファミコン、スーファミ、PCエンジン、プレステ、ネオジオ、と順調に機種を買い換え
成長していく弟の横で、ちょこっとばかり「囓ってきた」私には
「これって、わたしも〜」とか「うんうん」とか思わずにやけたり頷いたりする事しきり、
な、楽しい一冊となっております。

「それでもゲームは駄目なのぉ」って方、
それでもでも一冊丸ごと小野主上の「言葉」が読める機会をこれで逃しちゃおしいっす。
冒頭に引用してしまった一文からも察せますように、至る所に
読んでいて「はっ」とさせられるような言葉が、ちりばめられております。

とくに感じ入ったのは以下の部分。

「いつだって何かが足りなくて、何かが多くて、でも何をどう直したらいいのか判らない。
「できるだけのこと」をするけれど、この程度が「できるだけのこと」であってはいけな
いということだけが判っている」
(「ゲームマシンは〜」p.111「職人さんへの道」)

あの小野主上でさえ、こうなのなら、私たちなんてまだまだ10倍位じたばたして、
もがいて当然というか、それでも全然足りていないというか。

「自分がふがいなくて泣いているようでは、職人さんへの道は遠いのだ」(同)



 

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