島根県内の山
天杉山 (匹見町) 登山時間 約2時間20分
ル ー ト | 地 図 | ||||||
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(山に慣れた人向き) 国道191号線を走り、島根県との県境を越え匹見町に入る。出会原で左折して県道307号線を5分ばかり走ると下道川上の集落に入る。下道川上の集会所と消防団の車庫を過ぎ、民家が途切れる左側に亀井谷に入る道がある。(右側に数基の墓石がある。)ここに入る。 県道307号線からの入口 ![]() 少し行くと橋を渡り、T字路に突き当たる。ここを左に亀井谷林道に入る。(正面に標識があり、うっすら亀井谷と書いてある。車1台分の道幅しかない林道を5分ばかり走ると、チェーンゲートがありこれ以上進めない。手前右側に車5〜6台分のスペースがあるのでここに駐車する。(3年前に岩倉山に登りにきた時はなかったはずだが。仕方ないのでここから歩く。) 川沿いの林道を進む。水量豊かな渓谷である。20分歩いて橋を渡ると道は亀井谷川から離れ、左に上っていく。8分で左に分岐があるが、メインは右にヘアピンにカーブする。この辺りの木々はほとんど色づいていない。途中、春日山がよく見える。 ![]() さらに40分で天杉山への取り付きに着く。(「天杉山・恐羅漢山入口」の標識あり) 天杉山への取り付き ![]() いきなり急な道が始まる。黒土で滑りやすい。笹漕ぎを覚悟したが、笹は最近刈られているようで、その意味では歩きやすい。おそらく匹見町で定期的に山道を整備されているのだろう。ありがたい。 笹の刈られた登山道 ![]() 斜面は一面の笹に覆われており、ブナなどの広葉樹が点在する。葉はまだ青々しており、まるで5月の新緑の季節のようだ。登るにしたがって道はだんだん緩やかになり、樹木の種類も増えてくる。 快適な山道で気持ちが良い。 青々した緑の樹木 ![]() 約45分で稜線上に出る。左に天杉山を目指す。 稜線の分岐 ![]() 稜線上ではすこし色づいた樹木もある。 ![]() 少し行くと右手の眺望が開ける。砥石郷山・恐羅漢山が見える。 ![]() 稜線の道 ![]() 歩いていると左下、前方50mで動物が笹を漕いでいる。姿は見えない。すぐこちらの気配に気付き動きが止まる。そして次の瞬間、ものすごい勢いで斜面を降っていった。笹を漕ぐ音の大きさや笹の動きからイノシシ以上の割りと大きな動物だと感じられる。熊にはまだ遭遇したことはないが、おそらく熊だったのではないかと思う。音や笹の動きから四つ足動物が斜面を下り降りているという感じがし、 熊の姿を想像すると不思議とピッタリくるのである。(これも登り始めは熊除けに鈴を着けていたが、うるさいので途中ではずしたために遭遇したものだった。すぐまた鈴を着けて歩くことにした。) ![]() 稜線上に出て30分で天杉山の山頂に着く。山頂からは東側の展望が開け、臥竜山、聖山、深入山、砥石郷山が望める。 天杉山山頂 ![]()
帰りは、稜線上に出た所をそのまま真っ直ぐ行って3分の中ノ川山に寄ってみる。 縦走路に三角点があるだけで、展望もなく山頂という感じがない。 中ノ川山 ![]() 30分弱で取り付きに戻る。 岩倉山 約20分 取り付きからさらに50mばかり進むと岩倉山との鞍部に出る。 岩倉山へは歩き難い伐採後の荒れた斜面を約20分で頂上に着く。頂上は眺めはない。 岩倉山 ![]() (下山途中、夫婦連れの登山者に会って話しをしたところ、車で取り付きまで上ってきたとのこと。それによるとチェーンゲートのチェーンは鍵はかけてはなく、針金でひっかけてあっただけのことだった。) チェーンのはずれたゲート ![]() 広島県と島根県の県境の奥深い山で恐羅漢山から奥匹見峡までの縦走コースの途上にある山である。登山道が整備されており、屈指の素晴らしいコースである。(12.10.14) 2万5千1「出合原」「三段峡」 ![]() |
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