リーグは下記に示すレビュー可能なプレイに限り,判定の補助として採用されます.
各ハーフの終了2分前以前にはコーチによる下で述べるチャレンジシステムが効力を有し,各ハーフの終了2分前から各ハーフの終了までとオーバータイムはリプレイブースにいるリプレイアシスタントによってレビューが開始されます.
レビューは事前に決定しておいた審判自身が,フィールドに設置したモニターを見て判定しますが,疑う余地のない明確な証拠がモニターを見て確認できない場合は,レビュー前の判定が有効とされます.なお,判定はモニターでレビューを見始めてから60秒以内に行うこととなっています.
2.チャレンジシステム
チームは3回のチャレンジ権(判定をくつがえすために,ビデオによる確認を要求する権利)が与えられます.ただし,チャレンジ権を行使する場合にはタイムアウトの行使が要求されるので,タイムアウトを消化してしまっていると,チャレンジ権はありません.
また,3回目のチャレンジ権は前2回のチャレンジがいずれも成功した場合にのみ与えられます.
また,判定がくつがえったとしたら,プレーが継続されていたはずの場合は適用されません.
チャレンジの結果,判定をくつがえった場合にはタイムアウトは戻されますが,くつがえらなかった場合,タイムアウトは消化されます.ただし,判定をくつがえった場合でもチャレンジ権は戻りません.
3.リプレイアシスタントによるレビュー
リプレイアシスタントによるレビューには回数制限はありません.もちろん,タイムアウトの消化もありません.
4.レビュー可能なプレイ
1.サイドライン/ゴールライン/エンドラインに制御されるプレイ
ゴールライン突破/不突破
パスorインターセプト成功/不成功
(フィールド内でパスキャッチが成立したか否か)
ボールキャリアがどこでサイドライン/エンドラインを出たか
ルーズボールのリカバーがフィールド内か否か
2.パスプレイ
パスorインターセプト成功/不成功(ボールを確保したか否か)
ineligible playerがフォワードパスに触れたか否か
守備選手がフォワードパスに触れたか否か
パッサーの落球がファンブルかフォワードパスか
フォワードパスを投げた地点がスクリメージラインの手前か否か
フォワードパスかバックパスか
3.その他
ファーストダウンに達したか否か
どの時点でダウンが成立したか
キックしたボールに選手が触れたか否か
フィールド内の選手の数
フィールドゴール・エクストラポイントの成功・不成功
リプレイの請求がリプレイアシスタントであろうとチームであろうと,以上の対象以外はリプレイしません.