Marikoのフラワーデザイン
1 2000年国民文化祭NFD銅賞受賞作品
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ブレスレットの中央部拡大写真。
「フラワーデザインはヨーロッパの模様が主流なので
(アールヌーボーやアールデコの曲線は好まれます)
私は常々アジアの曲線から作品を作ってみたいと
思っていました。作品は私が買ったチベット族の小物入れの渦巻きが
モデルですが,似て否なるものです。イメージを発展させて
デザインを完成させるのは面白いです。
苦労したところは,渦巻きの形を現実にしてくれる植物を見つけること。
たまたま花屋さんで「ピンクッション」を見て,これだと思って
使用しました。「ピンクッション」の花柱を一本一本引き抜いて
渦巻きにしました。この渦巻きを作る方法も4回くらい試行錯誤して
綺麗に渦巻きを作る方法を考えました。
この渦巻きはかなり好評だったんですよ。」(Marikoさん談)
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ブレスレットの全体写真。
フローラルアクセサリー部門に出品。 |
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NFD(日本フラワーデザイナー協会)銅賞のメダルとMarikoさん
「きょうは,リーガで表彰式&記念パーティーでした。
自治体の賞やテレビ局などの賞は副賞に記念品がついてましたが
NFDの賞はなんとメダルでした。これにはびっくり。
メダルなんてオリンピックみたいで嬉しい。(^-^)」(Marikoさん談)
肖像権の関係で顔はカットしています。Marikoさんの了解が得られれば完全公開します。 |
2 第47回広島花の祭典出品作品(2001.2.16〜20)
この催しは毎年広島県の花卉業界が主催して行われ,
花の生産者と花市場とフラワーショップと消費者の祭典です。
場所は広島市西区の商工センターの広島市総合展示館で
2月16日(金)〜20日(火)にありました。
例年は見に行くだけでしたが,今年は出品してみました。
今年のテーマは「The Story of Wedding Flowers 21〜花と緑いっぱいの新世紀ウエ
ディング」で,
これは結婚式=新しい出発=今年は新しい世紀の出発の年
からくるテーマらしいです。(ま,なんでもいいんですけど)
私はNFD(日本フラワーデザイナー)のコーナーに展示しました。
NFDの展示は前期,後期に分けてありましたので,私は後期18日(日)〜20日
(火)
にしました。これなら土曜日の夜に前期の撤収が終わった後,生けるので休みを取ら
ずにすみます。
後期は私をいれて8人が展示しました。私はシュトラウスを作りました。
シュトラウスは花束のことで,花を手の中で束ねてくくり,花器にいれます。
花束と言っても,花器に入れてしまうとアレンジメントのように見えます。(写真を
見てね)
水にどっぷりつけるので,開期中メンテナンス出来なくても枯れることもありませ
ん。
家で作って持って行きました。ここまでは,楽勝でした。
会場で,花器に入れて,上からチュール(細かいメッシュの布,花嫁さんのベールに
よく使う)を
かけたのですが,チュール自身の重みでどうしても作品にべたっと乗ってしまう。
私はあくまでも,ふわっと行きたいのに。
結局,@全体にかけるA後ろ半分だけかけるBかけない を繰り返しやって1時間近
く悩み
間で,送ってくれてきていた旦那に「まだ悩んでんのね」と言われ,
18:00〜20:00の搬入時間のほとんどをこれに使ってしまいました。
結局Aにして,遠景からみても映えるようにスマイラックス(ツル状のグリーン)を
垂らして,
上から赤いバラの花びらを散らしました。
これは後から,「フラワーシャワー」のイメージなのよ。と説明しました。
とっさに思いついたにしては,ウエディングらしくなり,帳尻もあったなといったと
ころです。(^^;;
家に帰ると,どっと疲れました。
趣味はぼちぼちやらなくては・・・とまたも反省したのでした。(喉元過ぎれば?)
もう1枚はベールをとって上から見たところで,これも捨てがたかったので撮りまし
た。
これのおかげで,@ABか悩んだんです。
3 結婚披露パーティー作品(2002.7.27)
ブーケ3つと会場装花全てしました。
1人でしたので,過去最大の仕事量でした。
ホテルが大変気にいってくださいまして,仕事の依頼の話をされました。
「実は・・・公務員でして・・・契約は・・・できないんですよ」
と,代わりに友達を紹介して,一緒に面接に行ってきました。
私って,営業向き?
結果を楽しみにしているところです。
ホテルの直接契約なんて,めったにないチャンスなんですよ。
4 結婚披露パーティー作品その2(2003.2.1)
最初のブーケは,式のときはベールあり,披露宴ではベールなしだったので,ヘッドド
レス(頭飾り)を二種類作りました。
二番目のヘッドは最近人気のクラウン(冠)です。ブライダル雑誌を見ると金属製の華
奢なものが沢山出てました。かわい〜。でも,生花のクラウンは見かけません。???
技術的に難しいのかと思いましたが,花選びに気を遣えば出来ました。雑誌では衣装
部門(アクセサリー含む)と花部門を結びつける時間的余裕がないのかな? こん
な時,両方の部門に通じてデザインできるのはフラワーデザイナーしかない!と思いま
した。(本業はなんだっけ)
クラウンをちょこんと乗っけた彼女はお姫様みたいでかわい〜ぃ。
2番目のブーケはこちら。最初のもそうだったけど,ドレス2着ともお母様の手作りなんです。す・ば・ら・し〜。
ドレスの生地を分けてもらって,プリザーブドフラワーと組み合わせました。
ブーケの持ち手部分や新郎のブートニアにも生地をリボン状に切って,巻き上げたり,リボン
に使ってます。
布は切ると端からほつれていくので,ちょっと工夫が必要であります。
去年の3月に初めてプリザーブドフラワーを使って以来,毎回結婚式で使ってます。
5年くらいの寿命のようですが,生花の質感を保ったまま,咲きつづけるプリザーブドフ
ラワーはすごい!!!
去年ネットで見つけた宮崎の会社の法人会員になっているので,
かなり安く仕入れてます。(本業はなんだったかな?)
世界で3社(フランス,コロンビア)でしか作ってないので,
日本初も最近登場したみたいだけど,依然高価な花なんですよ。
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