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本文へジャンプ 5月30日 

005年6月4日に産経新聞に掲載されました
天安門事件で息子さんをなくされた丁子霖さんの
発言を載せさせていただきました。


ょう天安門事件から16年
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中国「安定優先」貫く
(産経新聞 Sankei Web 4日 切抜き)

<略>

 □息子亡くした人民大元助教授 丁子霖
 ■中国政府 武力鎮圧を歪曲

天安門事件で17歳の息子を亡くした母親で中国人民大学元助教授の丁子霖
さんは2日、産経新聞に対し、中国政府が過去の歴史問題で日本を批判す
る一方で、天安門事件を反省しないのは「2重基準」であり、「人民への
裏切りだ」と述べた。  発言要旨は以下の通り。
                  ◇
政府の「2重基準」を3点について指摘する。まず「対日関係」だ。 現
在、中国政府は侵略の歴史に関し日本に謝罪と賠償を(暗に)求めている
ようだが、日本がきちんと対処して謝罪すべきであるのと同様に、反日デ
モでの大使館などへの破壊行為や留学生への暴行は、文化大革命時代の紅
衛兵のような非文明的行為であり、中国政府はきちんと謝罪すべきだ。

過去、毛沢東氏が日本に賠償を求めなかったのは独裁者の手法で、人民を
裏切る犯罪行為だ。当時日本に賠償させていれば、中国の反日デモなどは
起きなかったろう。 中国政府は日本の侵略の歴史は追及する一方で天安
門事件の真相を隠し見直そうとしていない。

日本の教科書が南京大虐殺の歴史を歪曲するのは間違っているが、中国共
産党も16年前の虐殺の歴史を歪曲している。

次に「台湾の国民党との和解」だ。政府は半世紀の対立を超えて国民党と
握手したが、(天安門事件遺族の)われわれには握手どころか圧力を加え
続けている。私たちは命をもって償えとは言っていない。法に基づく解決
だけを求めている。

最後に「胡錦濤政権が掲げる和諧(調和の取れた)社会建設」だ。胡政権
の政策はすべてが左傾化、毛沢東化している。真に「和諧社会」を建設す
るなら事件再評価は避けられない。事件に絡む政治犯も釈放すべきだ。

息子の墓もまだないが、趙紫陽元総書記と私たちは運命共同体だ。私が生
きていたら、いつの日か趙氏の慰霊祭に民衆とともに参加したい。(野口
東秀)

天安門の母の代表もつとめた丁子霖さんの肉声が下記の動画サイトで聞けます。英語と中国語の字幕が載せてあります。

 http://www.facebook.com/video/video.php?v=65188601981


その他、アムネスティインターナショナル日本のホームページで、各地域のグループ、ネットワーク、チーム等の活動が見られるので是非アクセスしてみてください。


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