1月例会のようす
場所  松江市総合女性センター(スティックビル2階)
日時  1月9日(土) 午後1時から
参加者 6人

学習会(チベット、中国の人権状況について)

 ・チベットにはチベット仏教を中心とする独自の文化を持つ王国が栄えていた
 ・チベット仏教では、ダライ・ラマ(観音菩薩の化身とされる)などの高僧は、何回も
 転生をくりかえすと信じられている。(現在のダライ・ラマは14世)
 ・以前のチベットではダライ・ラマを中心とする、高僧や貴族による封建的な政治がお
 こなわれていた。
 ・歴代のチベット政権は、元、明、清などの中国政権と強いつながりを持ってきた。
 ・近代になって、イギリス、ロシアなどの勢力がのびてきて、不安定な状況が続いた。
 ・1911年 中国で清がほろんだのを機会に、チベットは独立を宣言。
  各国はこれを認めず。
 ・1949年 中華人民共和国が成立すると、中国はチベット領有を宣言。
 ・1950年 中国軍が東チベットに侵攻、占領
 ・1951年 中国軍がチベット全土を占領
 ・中国軍との戦闘やその後の強制移住により、100万人以上が死亡(チベット亡命政
 府の発表。中国政府の発表では数万人)
 ・1959年 チベットの宗教的・政治的指導者ダライ・ラマはインドに亡命。
  インド北部のダラムサラにチベット亡命政府を設立。
 ・中国の文化大革命で、多くの寺院が破壊され、多数の死者がでる。
 ・1987年、88年には大規模な反中国暴動がおきる。
 ・1989年 ダライ・ラマはノーベル平和賞を受賞
 ・現在、10万人以上のチベット難民がインドなどで生活している。
 ・中国政府はチベットの伝統文化を破壊し、独立運動を弾圧する政策を続けている。
 ・中国は世界一の死刑大国(1996年に4367人)
 ・チベット問題は日本の教科書にはまったくふれられていない(中国政府の圧力で)

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