2月例会のようす
場所 松江総合女性センター(松江スティックビル2階)
日時 2月6日1時半から
参加者 9人
エジプトの政治犯一部釈放
アムネステイ・インターナショナルは、暴力的手段を使わないにもかかわらず、政府に
反対したというだけの理由で自由をおかされている、世界中の「良心の囚人」を支援して
います。具体的には、アムネスティ・インターナショナル国際事務局が「良心の囚人」と
認めた政治犯を、世界中のアムネスティの会員が分担して、それぞれの政府に対して釈放
をもとめる手紙を送っています。
松江グループは、エジプトのMohammad Sa'd
'Alawiyya al-Sayyid Tahaさん、Mohy al- Din
Mohammad Mahomoud al-Zayatさん、Mohamoud
Hussein Ahmad Hassan さんの3人を支 援して、エジプト政府に対して3人を釈放するように手紙を送りつづけてきました。
ロンドンの国際事務局からは3人をはじめとする、エジプト人権状況について、さまざ
まな情報が送られてくるのですが、それは当然ながら英語で書かれています。また、エジ
プトに対して送る手紙も英語が書かなくてはなりません(アラビア語ならもっといいので
しょうが)。
ふだんは国際担当が、ほとんど一人で翻訳しているのですが、「グループ内に翻訳チー
ムを設けたら」「みんなで集まって翻訳したら」という意見が以前からありました。そこ
で今回例会の前半を使って、1月5日づけの国際事務局からの情報を、みんなで分担して
翻訳しました。なれない英語に四苦八苦しながら・・・・。
それによると、エジプトの「ムスリム兄弟団」の政治犯たちは、タテ4メートル、ヨコ
3.5メートルの牢屋に4人ずつ入れられ、1日に1時間しか牢屋の外に出れず、2週間
に15分しか家族との面会が許されないなど、ひどい状態におかれていましたが、アムネ
スティの運動の成果もあって、だんだんと状況は改善されてきているということです。
とくに喜ばしいことは、松江グループが支援してきた3人が、昨年10月9日づけで釈
放されたということです。他にも多数の「ムスリム兄弟団」の政治犯が釈放されました。
また別の1月18日づけの情報では、al-Gama'al-Islamiyという暴力的な反政府組織の
指導者たちが、「暴力的な活動はやめた」と宣言したということです。これもアムネステ
ィの「暴力的活動をやめろ」という要求が実をむすんだものといえるでしょう。
しかし一方で、エジプトではあいかわらず多数の政治犯が逮捕されたままで、また新た
にたくさんの人々がただ政府に反対したというだけで逮捕されており、世界人権宣言が保
障する多くの権利が侵害されたままになっているということです。
そこで国際事務局は、「釈放された政治犯たちのアフターケアをしよう」とよびかけて
います。具体的には「3人の釈放を歓迎する」「これ以上無実の人を逮捕するな」という
手紙をエジプト政府に送ろう、というのです。
松江グループでも、3月例会までに新しい文案を考えて、エジプト政府に送ろうという
ことになりました。