6月例会のようす
 場所  米子市文化ホール
 日時  6月26日(土)午後1時から
 参加者 11人  
  (鳥取グループ3人 松江グループ6人 元準会員 米子1人 境港1人)

 
(1)グループ活動について
 (2)死刑廃止について

 今回の例会は鳥取グループとの合同例会でした。
 最初に参加者の自己紹介からはじめました。11人の自己紹介だけで40分ほどかかっ てしまったのですが、鳥取グループのみなさんはもちろん、松江グループの人でもくわし く自己紹介を聞くのは初めての人も多くて、「なるほどこの人はこういう人だったのか」 ということもあり、なかなかおもしろい経験でした。
 その後、グループ活動と死刑廃止について話し合いました。

(1)グループ活動について
 松江グループと鳥取グループのおたがいのグループ活動のようすを報告し、情報を交換 しあいました。
 鳥取グループは、
 ・1989年の創設で今年10年目。会員18人、賛助会員5人。
 ・最初は鳥取大学に転勤してきた外国人アムネスティ会員の人がよびかけて始めた。
 ・一番多い時には30人のグループ会員がいた。
 ・大学の教職員や外国人が多かったが、転勤などにより会員数が減ってしまった。
 ・毎月1回例会をひらいているが、毎回参加するのは3人。
 ・英語が得意な会員がいなくなったので、現在のところは国際登録をとりけしている。

 松江グループは、
 ・1994年の創設で今年5年目。会員13人、賛助会員7人。
 ・代表が、イーデス・ハンソン氏に「松江にもグループをつくります」と宣言して、そ の数年後にようやく発足。
 ・発足時には鳥取グループにもいろいろと協力、援助をしてもらった。
 ・例会では毎回なにか目玉になる学習会、イベントなどを設定している。

 情報交換ではグループの運営について、いろいろと意見がでました。
 ・特定の人に労力が集中すると大変なので、できるだけみんなで分担しなくては。
 ・国際登録をして、グループで特定の「良心の囚人」を支援するためには、どうしても 英語の読み書きができないといけないので、英語力を持った人がいないとできない。
 ・その「良心の囚人」についてくわしく知らないまま、ただ例会で手紙を書いているこ とがあり、きちんと説明、理解が必要だ。(これも英語力が必要)
 ・例会が事務的な話ばかりだと、物足りない。おたがいの問題意識を生かし、深められ るような例会にしなくては。
 ・学習している内容がいつまでも入門者レベルであってはよくない。だんだんと会員の 知識や意識が高まっていくようにしなくては。
 ・例会にはいつでもだれでも参加できる気軽さと、会員の知識や意識を高めていくこと の、ふたつの役割があり、両立させていかなくてはならない。
 ・アムネスティの原則の範囲内で、グループのメンバーのやりたいことをどんどんやっ ていけばよいのではないか。

(2)死刑廃止について
 あらためて参加者各自の死刑廃止についての考えを出しあいました。
 ・「人を殺すことは絶対によくない」という考えは当然だが、だからこそ「人を殺した 者は殺されて当然だ」という考えにも説得力がある。
 ・死刑という刑罰の前提には「犯罪者には人権はない」という考えがある。
 ・「死人には人権はない」という考えはおかしい。被害者本人はもちろん、遺族の感情 を考える必要がある。
 ・遺族の感情には充分な配慮がされるべきだが、死刑によって遺族の感情が本当に満た されることはないのではないか。
 ・死刑を実行するには実際に死刑囚を殺す人が必要だ。その人の感情、人権を考える必 要がある。
 ・自分は万が一にも無実の罪で死刑にされるのは絶対にいやだ。
 ・死刑について、本当にきちんとした議論はほとんどなされていない。国民に死刑制度 の実態がきちんと知らされていないのではないか。

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