戒名の実際

プルトニウムの人体影響     レポートの書き方(序論)

仏式で葬られた死者は、ほとんどが戒名を授かります。

例えば、

徳川家康:「東照大権現安国院殿徳蓮社崇誉道和大居士」

三島由紀夫:「彰武院文鏡公威居士」

美空ひばり:「慈唱院美空日和清大姉」などなどです。

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これらの戒名には、一定の原則もしくは約束事が存在します。

1:俗名や芸名の中の一部の字が使われる。

2:故人の生前を彷彿とさせる字が含まれる。

3:子供には「童子」「童女」あるいは「嬰児」の文字が使われる。

4:故人が社会的地位が高い人物の場合は、院号なり院殿号が使われることもある。

5:浄土宗では「誉」、日蓮宗では日号、浄土真宗では「釈」の文字を戒名に含める。

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戒名をつけるのは、寺の住職の役目です。

住職は上記などの原則にしたがって、死者にふさわしい戒名を選ぶのですが、

その際には、文字の選択に注意しなければなりません。

仏教を否定するような言葉を使ってはなりませんし、

鶴や亀などのおめでたいものや、鷲や象などの仏教の教えに関連したもの以外では、

動物の名前を使わないことも原則となっています。

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戒名料というものがあります。

もちろん、それは「お布施(寺に対する貢献)」だとか「喜捨(喜んで捨てる)」という考え方もできますが、

戒名を授かる側(遺族)には、現在そういう意識はほとんどないでしょう。

戒名料は、宗派によっては院号で100万円、院殿号では500万円を超える場合(あくまで場合)もあり、年々上昇しています。

その戒名料を決めるのは、「布施」「喜捨」の考え方とは相反して、たいていがお寺か相場が決定するのです。

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[批判]

1:戒名料を決定するお寺が、その額を年々上げている。

2:値のはる戒名をかかえていると、法事や寄付の額が高くなる。

3:戒名に格・ランクが存在する限り、どうしてもそこに差別が生じてくる。

4:釈尊の下では全部平等の釈氏であるはずなのに、死後も生前の俗物差別を持ち込むには不合理。


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プルトニウムの人体への影響

プルトニウムが人体に有害な影響を与えるのは、アルファ線という放射線を放出するからです。

放射線にはアルファ線、ベータ線、ガンマ線の三種類が存在しますが、

アルファ線というのは中性子2個と陽子2個とからなっているアルファ粒子の流れで、

この粒子はヘリウムの原子核と同じものです。

このアルファ線は大きな粒子なので、すぐに他の物質と衝突してエネルギーを失います。

水や人体組織の中では、1000分の5ミリぐらいしか進みません。

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ところがこれは、逆にいえば、わずかこれだけの範囲内に、

もっている全てのエネルギーを与えることを意味します。

このエネルギーが細胞を傷つけるのですが、そのメカニズムは「電離作用」とよばれています。

これは、原子がもっている電子をはぎとることです。

放射線はその道筋に沿って、分子を構成する原子を次々と電離していき、

細胞に決定的なダメージを与えることになるのです。

特にアルファ線は飛ぶ距離が短いので、そのエネルギーの全量が人体に吸収されることになり、

しかも、一般にもっているエネルギー量が他の放射線よりも大きいのです。

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また、原子炉で作られるプルトニウムの同位体のうち最も多く作られるプルトニウム239は、

半減期が2万4100年であり、人間の一生のうちには、放射能は実質的に減衰することはなく、

絶えずアルファ線を放出し続けることになるのです。

他の同位体は半減期が短い、つまり放射線を多く出すということであって、

プルトニウムの人体影響というときは、それらの存在比、比放射能も考慮のいれる必要があります。

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1974年に発表されたビーグル犬を使った実験では、

酸化プルトニウム239の粉末を吸入したらどの程度の量で肺ガンが生じるか、が調べられ、

これを人間にあてはめると、プルトニウムが肺全体で27マイクログラム沈着すれば、

100パーセントが肺ガンになると試算されています。

原子炉の使用済み燃料を再処理して得たプルトニウムは、

純粋なプルトニウム239より、約5、4倍危険性が高いことから、

この数字は20、8マイクログラムまで下がります。

これが球形だと仮定すると、その大きさは直径0、1ミリ程度となります。


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レポートの書き方(序論)

●著者名

 レポートが数人の共同研究によってできたときは、共著者として複数の氏名を書くこととなる。この場合、

同組織の者だから、上司だから、あるいは世話になったからといって誰もかも共著者にしなければならない

というものではない。

 著者の肩書は純学術的な論文の場合、つけない風習があり、それが民主的であるとされている。しかし、

行政に関係のある問題、あるいは読者層に行政関係者が多いような場合は、肩書をつけた方が親切であ

ろう。海外の学会誌には、肩書のついたものが比較的に多くみられる。

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●所属機関名

 著者が一人で、調査研究が複数の機関にわたってなされた場合、すなわち、兼職していて、しかも両方

の機関に関連してなされていれば、所属を連記する。新任・旧任の機関にまたがった場合は、重要な部分

の研究を行なった機関の方を先にして連記する。

 共著者が同一機関に属していないときは、次のような書き方が用いられている。

A、B、Cの3人が共著者として、

(例1)A(甲)、B(甲)、C(乙)

   ○○研究所(甲)   ○○大学(乙)

(例2)A(甲)、B(乙)、C(乙)

   (甲)○○大学衛生学教室、(乙)○○研究所

 なお、研究補助金の交付を受けて行なった研究の場合は、交付主体の機関名と正式な補助金名及び年度

を付記する必要がある。

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●目次

 レポート・論文の目次をつけるかつけないかは、内容の分量・複雑性によってきまる。原稿が長くても印刷に

した場合は、かなり縮小され、しかも見易くなるため、原稿用紙の5枚や10枚程度の普通のレポートであれば、

省略して差し支えない。

 目次はレポート・論文がどんな内容か、また主要部分はどこかなどの内容を知らせたり、さらにそれらの中味

でウエイトの置き方がどこかがわかるように、さらに書く者が書き易く、頭の整理がし易いために書かれるもので

ある。従って、目次をつけるにしてもあまり細部までかかげると、かえって見にくくなる。

(例)目次例

                目次

 はじめに………………………………………………1

 調査の方法と結果……………………………………3

 (1)調査方法…………………………………………・3

 (2)○○の調査結果…………………………………・5

  a ○○における場合………………………………・5

  b ○○における場合………………………………15

 考察…………………………………………………27

 むすび………………………………………………39

引用文献………………………………………………・40

※各項目の見出しの用語は、その項目自体を包括しうるように、題を短文でまとめておくこと。小項目について

 は、大項目との関連と小項目の中心的な内容を明確に表現すること。

※細目については、内容の解説を具体的にまとめた用語にすべきである。

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●序論

 序論は“はじめに”という見出しにすることが多く、しかも必ずレポートの最初に書くことになっているから、序論

または“はじめに”という見出しを省略することも時折り見かける。

 序論は本編についての予備知識の得られるものでありたいし、レポートの主眼とする点や魅力のある点を明ら

かにしながらも、簡明であることが望ましい。従って序論には次のことが書かれていなければならない。

a.調査研究の動機、目的、意義、仮説、範囲のいずれか

b.自分の得た調査研究の結果の重要事項のあらまし

c.問題の性質、調査研究史のいずれか

d.謝辞

 レポートを読む相手は、必ずしも専門家とは限らない。予備知識がなければ、内容の重要なところを見逃して

しまうこともあろう。従って、要領よく、簡明に書かなければならない。序論に肉付けしたものが本論で、書き始め

るときに著者の考えを正しい方向に向けておけば執筆も早く、合理的に進行する。

 なお、調査研究史は独立した項目にすることもまれにはあるが、序論の中では簡単に触れるか、文献を掲げる

程度にする方がよい。


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