梅雨の日の余話


その1


梅雨も真っ盛り。ジメジメとした日が続きます。

私はチヌ釣りを初めてしばらくは、団子釣り一筋だったことは何処かでお話しましたよね。

夏の照りつくような日差しの下でも団子を握っていましたし、当然梅雨の間だって、余程の雨の間を縫って団子を握っていました。


さて、今は小さいながらも一軒家に住んでいて、庭に水道もあるから困らないんですが.....


結婚したての頃、アパートに住んでいました。2階建ての2階なんですが、困るのが釣り具の後始末です。

一応、当然団子を入れていたバッカンは海で洗って帰るのではありますが、僅かに残った糠...そして、湿っ気た道具を仕舞って蓋を閉めて、炎天下...それが梅雨時ともなると.....

当時、若かりし私は、今より少し面倒臭がりだったようで、ちゃんと帰った後真水で洗って干さずに、そのまま放置........

まだ、翌週釣りに行けばいいんです。釣りに行く前に団子を作るので、それまでにはバッカンを綺麗にするから。

ですが、長雨が続いて、釣りを断念したりすると、洗わねば...洗わねば...と思いつつ、1週間が過ぎていく。

経験あるかた、おられますでしょうか?夏に、しかも梅雨の頃、バッカンに撒き餌や団子(糠)なんかが少し残ったまま、しかも洗って湿っ気だらけの状態で1週、2週放置したあとのバッカンの中。

それはそれはおぞましい光景です。

はい、カビですね。


ああ、こんなことになる前に洗っておけばよかった...と、何度後悔したことか。


もっとも後悔したのは、確か団子を途中で切り上げて、後で使おうと思ったまま2週間くらい放置したときでしょうか。
これはね、流石にまともに触る気になれませんでした。

バッカンの蓋を開けただけで吐きそうな臭い。あまり具体的に説明すると、気分悪くなられる方もおられるでしょうから止めておきますが、湧くものも湧いてましたし....かといって、バッカンごと捨てるほど裕福でなく....

川に行きましたね。とても触れなかったので、川の流れに任せました。

それから洗剤で洗いまくりました。



ああ、今日はなんでこんな気分の悪い話をしているのでしょう???きっと釣りに行けなかったからですね。

先にもいいましたが、今は改心して、雨が降っててもちゃんと水道水で洗って、軒先に干してます。だからカビてはいません。はい。


その2


朝。それも釣りに行こうと思って起きるのですから、かなり早朝ですね。

土砂降り。「天気予報の嘘つきめ!」と怒りに震えながらも、未だ眠たい私は諦めて眠りにつくわけです。

8時とか9時に起き出しますね。すると、青空....


・・・・・・こんな日ほど、後悔の念に押し潰されそうな日はありませんね。外を見ては一日中溜息。
見かねた女房に無理やり昼前から釣りに行かされたことがあります。いやはや....


その3


雨の日でも釣りに行くわけです。程度にも当然よるんですが、少しくらいの雨で、注意報とかが出てなければ、やっぱり釣りに行くわけです。梅雨に雨を理由にしていたら、なかなか釣りに行けませんから。

かといって、雨の中でも平気か?と言われると、やはり降らないに越したことは無くて....


釣りの道中。大島に行くまで1時間は最低掛かるのですが、この間に、雨足が強まったり、弱まったり、止んだり、降ったり。
たった一時間の間に、喜怒哀楽...全ての感情が表に出ますね。

車の中というのは、完全な閉鎖空間で、特に夜中(早朝)ともなると、誰に遠慮することもない、完全な個人の空間になるわけですが(当然、運転は別ですよ)、こういう空間というのは、喜怒哀楽がストレートに出ちゃうんです。独り言の嵐ですね。こういう日は。雨に怒っても仕方ないのにね...


その4....は、また釣りに行かなかった梅雨の日にでも書きます。
でも、読みたくないですね。カビの話なんか...すみませんでした。

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