娘の釣果は...


「釣りばっかり行っているなぁ、こいつは...」という声が聞えてきそうですが、今日は家族3人とおじいちゃんを入れてのファミリーフィッシングです。

時期が時期だけに、カレイ狙いなのですが、今日は小春日和というやつでしょうか、非常に暖かく、ファミリーフィッシングにぴったりの1日でした。いつものように周防大島まで足を延ばします。

餌をアオムシ(アオゴカイ)1500円分ほど買い求め、気楽な釣りです。

目的のポイントについたのは、11時頃です。いつもならもうそろそろ釣れなくなってきている時間帯だから、釣果を望むほうが無理かもしれません。幸いにも潮が昼頃満潮だったので、浅いポイントを攻めることができます。


所々にこんなポイントがあります。小さな港の港内なんですが、カレイが集まるんですね。上手く時期的なタイミングがあえば、爆釣することができます。


家族連れなので、安全な漁港で実績のあるポイントに入りました。大島橘町です。


ところが、今日は今一つ活性が低い。既に港内に釣り座を構えている方がおられましたが、上がっていないようでした。

最初に上げたのはおじいちゃん。20cmくらいのカレイです。
でもアタリが続かない。娘に釣らせたくて、方々を娘の竿で探ってみたんですが、全くだめです。


結局、そのあとおじいちゃんがもう一匹。
私は父親の面目を保って、最大寸28cmを含んで3枚の釣果となりました。
まぁ、11時から15時までの日中だけの釣果だからこんなもんですかね。
半分以上娘と遊んでいましたから。

娘ですか?
なんとか自分で一匹釣り上げました。ベラですけど...それも10cmくらいの。

いつもなら小魚は「逃がしてやって」という4歳の娘なのですが、この日は自分が釣れなかったのが寂しかったのでしょう。
「持ってかえる」と言っています。

すこし考えました。これを無理に諭して逃がすのが本当にいいのか?って。

自然の中で遊び、釣りという業の深い行為をする。
キャッチアンドリリースっていうのも、釣った魚を持って帰ってちゃんと食べるのも業の深さは同じだと思っています。
いや、食べるという生存本能に近い部分で獲物を獲る行為だとすれば、それは自然の摂理に近い部分だと思うから、ひょっとしたら、釣った魚を食べるということの方が正しいのかも知れません。
幸いなことに今のところ我が娘は、海を汚さない、小さな魚は逃がしたほうがいいってことが感覚的に解るように育ってくれています。
でも、所詮4歳児です。
悩んだ挙句の結論は、
「よし、持って帰ろう。」
「その代わり、ちゃんと食べてあげるんだよ。」でした。

娘は嬉しそうに「うん、わかった。」と言っていました。

これが正しかったかどうかは解りません。でもこれでいいような気がしました。
ひょっとしたら、このベラを食べて、少ししか食べるところが無いということが解れば、次は「逃がしてあげて」というかも知れません。
そんな願いを込めて、丁寧に小さなベラを捌いておきました。


いうことで、今日は少し悩みながら、やっぱり海を見てきました。


いつも海を見ていた