夏色のチヌ

本日の釣果
チヌ26cm〜36cm3枚+小ベタ2枚(リリース済み)
計5枚でした。
未だのっこみの余韻を引きずりつつも、確実に夏色のチヌが勢力を増してきています。

みんな何だかんだと予定が有り、今週の釣行はどうかと思ったのですが、結局...みんな好きですねぇ。
前日までには「広島湾のチヌ釣り」高橋さんとTさんの2人と調整ができました。

朝4時少し前に高橋さんのお宅へ迎えに行くと、既に表で待っておられました。挨拶もそこそこ荷物を積み込んで一路大島へ!

道中は相変わらず釣りのことのみならず色々な話に花が咲きます。私も理屈っぽいですが、高橋さんも劣らず理屈っぽいので(失礼)、論議しているとあっという間に大島です。

大島アキヤマ釣り具でTさんと合流してT地磯へ。
高橋さんは取りあえず団子釣りということでしたので、T地磯近くのポイントへ。私とTさんはT地磯へ向かいます。
今日はT地磯4番の開拓が主目的です。
えっちらおっちらひたすら歩いて4番へ到着。

 ←T地磯4番

T地磯4番は先日上がったT地磯2番から200mくらい離れた場所にあります。2番が大潮でも潮の動きが悪かったのに対し、4番はかなり潮通しが良いようです。
仕掛けを投入すると速いスピードで浮きが左へ流れます。
仕掛けの投入点より潮上側に仕掛けの流れの筋に合わせて撒き餌を投入。アタリを待ちます。

やはりシブイですね。ポイントの雰囲気は今にも釣れそうな感じなのですが、竿を曲げるのは子メバル、草フグ、小アジ、ギザミ(ベラ)ばかりです。餌取りの活性は決して高い方ではなく、フグに少し手を灼くくらいのものです。

静かに時間だけが過ぎていきます。「今にも釣れそうなのに釣れませんねぇ」などとTさんと話しながら、ひたすら手返しを続けます。

満潮から干の潮が緩やかに動き始めた頃だったでしょうか。
2ヒロとったハリスに打った3号と5号のジンタンをサルカンの近くまで移動させ、ハリスのフカセ量を大きくとって投入した一投目。仕掛けが完全に馴染みきる前にアタリ!
アワセると結構いい手応え!浮かせに掛かると少し沖合で銀色の魚体が反転します。35cmくらいのチヌです。右に走るチヌを止めて浮かせようと思ったとき、チヌが左へ走り足下から5mくらい沖合のガラ藻に突っ込んでしまいました。「げ...」引いてみたり緩めてみたりアタフタしてしまいましたが、幸いTさんは縺れたラインを修復中。見つからないうちに何とかチヌがガラ藻から出てきました。玉網で掬ったときに「釣れましたよぉ〜」とTさんに声を掛けます。
・・・・当然バラしてたら黙ってました...(冗談)

後は、潮流が緩む都度チヌがヒットするというような感じで小ベタ混じりでぼちぼち追加しました。

「夏ですねぇ」。
Tさんも私も何度かこの言葉を口にしたような気がします。
夏チヌです。初々しい銀色に輝く魚体。何となく子供っぽい顔つき。本当に夏色のチヌ達が徐々に活性を上げてきました。しばらくは彼らとのお付き合いになりますね。

その他は途中で何度か20〜25cmくらいのグレがヒットしたり、私もTさんもボラを掛けたりで、退屈しない程度に魚の引きが味わえました。

昼過ぎ。高橋さんの釣り座へ戻ります。丁度高橋さんも竿を畳んでおられました。
「どうでした?」と聞いてみると、「釣れたよ」の返事。
高橋さんのスカリの中にはやっぱり夏色のチヌ。
それとグレ...(団子じゃなかったの?団子でグレ釣ったの?)そんな疑問を投げかけると、「今日は途中からフカセでやった」との解答です。
しかもかなりフカセを気に入られた様子。こりゃフカセ仲間が一人増えそうですね。

高橋さんとTさんと話しに花を咲かせ、しばらくしてから帰路につきます。

ここのところ高橋さんと一緒に大島へ行った後は大体高橋さんのお宅で雑談。時間の経つのも忘れて高橋家の菩薩様を交えて話に花を咲かせています。いつもいつもご馳走様です。
釣りを通してこんな充実した時間が過ごせるようになったのはとても嬉しいことです。


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