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しまなみ海道での釣果 1日目→10〜15cmチヌ7枚 (当然リリース) 2日目→30cm弱チヌ1枚 どこいってもグレと草フグに 悩まされます。 |
しまなみ海道。
なかなかのネーミングですね。いい響きです。
「広島湾のチヌ釣り」高橋さんから、このしまなみ海道のどこかの島で四国は愛媛 松山のチヌ師 仙波さんと合流して釣りをしよう...とのロマンチック??な提案を受けました。仙波さんと言えば「広島湾のチヌ釣り」でその素晴らしき釣感が紹介されておられた方です。
高橋さんが惚れ込むくらいの方ですし、こだわりのチヌ師との交流が如何に楽しいものかはインターネットのお陰で十分に知っていますから、2つ返事で「是非!」とお誘いを受けました。
1泊2日の釣行です。初日は大三島で待ち合わせ。
朝4時に高橋さんと出発です。山陽自動車道廿日市ICから尾道ICへ。尾道ICから国道184号線を南下。尾道バイパスを経由していよいよしまなみ海道です。
尾道大橋と並んで新たに架けられた新尾道大橋に入ります。この兄弟橋からしまなみ海道は始まります。向島、因島、生口島と経由してほのかに明けはじめた”しまなみ”を南下します。
大三島IC。料金所を過ぎると道路脇に車が一台。そして傍に人影。どうやらこの度の最大の目的に出逢えたようです。
挨拶もそこそこに仙波さんの案内で、取りあえず団子が出来そうなポイントを目指します。
宮浦港。フェリーや高速艇の桟橋のある港です。南に大山祇神社が位置します。
着便数の少ない桟橋上から団子釣り開始。
3人並んでドボン!ドボン!3人とも団子釣りなのに、みんなそれぞれ釣り方が違う。これがチヌ釣りの面白いところです。釣り師の数だけ釣法があり、こだわりがある。
ところが...なんとも大三島のチヌにはそっぽを向かれたようで...
そもそも餌が無くならない。これには参った。
なんとか、なんとかがんばって釣れたのが...
これだもの.....こんなの...しかもたったの7枚。
3人とも似たような釣果でちょっとがっかりです。
ちょっとがっかり気味の3人です。
気を取り直して、取りあえず大山祇神社に参拝。
仙波さんにご手配戴いた大島の民宿へ向かう前に翌日のポイント探しをすることにしました。
大三島をぐる〜っと回ります。
凄い!!好ポイントの連続です。竿を出してみたいポイントの目白押し。
2日目は取りあえずフカセ、ということだったのですが、高橋さんと仙波さんは途中見つけた波止にゾッコン状態となり、団子に心が奪われてしまいました。
私の方は、その次にいった地磯の余りの雰囲気にゾッコン。「私はここに降ろして、お二人は波止の方へ...」などと自分勝手な発言をする始末。
結局、翌日も大三島で釣りをすることになりました。
ポイントを決めて一安心。更に南下。大島を目指します。
仙波さんが手配して下さった民宿”千年松”は来島海峡と今治を望むロケーションです。
汗を流した後、夕食。
新鮮な海の幸に舌鼓を打ちながら...話が盛り上がる、盛り上がる...
当にエンドレスにひたすらチヌと釣りの話題。気がつくと宴会場の他のグループは誰もいません。
場所を部屋に移してまだ続きます。
流石チヌ歴20年の仙波さん。経験も話題も豊富で本当に楽しい、また為になる話を聞かせて戴きました。対する広島からの2人も小理屈こねさしたらキリがない連中ですので...話が終わるわけがありません。
世代を飛び越えた楽しい一時。釣りならではの風景です。
翌朝。今度は”しまなみ”を北上して再び大三島を目指します。
昨日見つけたポイントは空いているかな?
波止の方には釣り客らしき影がありますが、なんとか竿が出せそう。地磯の方は...空いています。
波止の方の状況は「広島湾のチヌ釣り」をご覧下さい。
さて地磯です。雰囲気が実にいい。となると心配なのはグレですね。最近どこに行ってもグレに手を灼いています。
案の定...グレ。そして海面を埋め尽くすサヨリ。その下に右往左往するスズメ。やっぱりお馴染み草フグ。
仕掛けを何度も何度も替えて状況の打開を図ります。
浮き3B。ハリス2ヒロに鈎側から7号、5号、2号を3段に打ち、更に道糸に2号を打っての3投目。
浮きが入ります。アワセるとさっきまでのグレとは明らかに違う重量感のある引き!
30cm弱ですが苦労しただけあって嬉しい一枚です。
チヌをストリンガーに掛けて釣りを続けます。ところが!草フグ君。またやってくれました。道糸を囓られて浮きを流失です。折角状況を打開する途が見えたかと思ったら、一つしかない3Bの浮きが流れていきます。
さらに今度は天候まで...強風です。波飛沫が時折頭にまでかかる始末。
ふと気がつくとストリンガーを垂らしていたところに波が打ち付けています。
「これではチヌが弱る」と思ってストリンガーを上げると何か変!なんとチヌがいないではありませんか。フックが外れている訳ではありません。となると何らかの状況で波の力が大きくチヌに働いて、チヌの口が切れたとしか思えません。可哀想なことをしました。
その後は、時折グレと草フグが針に掛かるだけでした。
高橋さん、仙波さんと合流。高橋さんはまずまずの釣果を出したようです。
楽しかった一時を名残惜しみながら仙波さんと別れます。
「またお逢いしましょう。」と...
”しまなみ”を北上。尾道、そして広島、廿日市へ。
例によって高橋家にお邪魔。今日は迎えにきた私の家族までお邪魔することになって、高橋家の菩薩様(奥様)にチヌ素麺をご馳走になりました。相変わらずこちらの料理は美味しい!ご馳走様でした。
そんな訳で、釣果こそ決して満足いくものではありませんでしたが、本当に楽しい時を過ごすことができました。
仙波さん。本当にまたお逢いしましょう。
・・・・・で、高橋さん。今度はどこに行きますか?
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