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本日の釣果(2000.1.10) チヌ47cm,40cm 33cm×2,32cm×2 29cm×2,27cm この時期、私としては正に 爆釣。こりゃ、今年はいいこ とありそうです。\(^o^)/ 草フグ非常に多し! |
かなり遅ればせながらとなりましたが、やっと実質的な初釣りに出掛けました。
あちこちから初釣りの便りが聞こえてきていました。中には厳しいスタートを切った方もおられたようですが、概ね良好な出だしの模様。
皆さんの釣果を聞いていると結構プレッシャーが掛かってきます。
・・・どうしようか、無難なポイントへ入ってボウズを逃れるか?でもそこでボウズになる可能性だってある。そもそも私は毎年出だしが悪いからなぁ〜・・・
そんなことを考えていると、更にプレッシャーが強くなってきます。
よし!やっぱり釣りは楽しくやろう!初釣りだ!いっそ新ポイント開拓してやれ!
どうしてそうなるのかは我ながらよく解らないところですが、そんな訳で新ポイント開拓をすることにしました。
朝起きると前日の雨は取りあえず止んでいます。天気予報では昼頃には「北の風が一時やや強く」とのこと。「一時やや強く」と言われて、ホントに一時だけ、やや強かった試しがない。大体ず〜っと強風に悩まされるものです。
5時半。遅めの出発です。周防大島に着いたのは6時半。そこから目を付けていたポイントへ走ります。車を止めて海岸へ。お目当てのポイントまでは結構距離がありそうです。時計をチラッとみます。
ひたすら歩く。綺麗。
当に海、山。聞こえてくるのは自然の息づかいだけ。
やっぱりこれですね。手軽に入れるポイントもいいですけど、圧倒的な自然の中に身を置く。自らの足で、汗を流しながらそこへ向かう。心の栄養を満タンになるくらいまで充電できます。
25分掛かって到着したのは、いい雰囲気のポイント。釣れる釣れないは置いておいて、こういうところで竿を出すのは気持ちいいものです。N地磯と呼ぶことにします。
ハァハァいいながらも、我慢できなくてすぐに撒き餌の準備に掛かります。
撒き餌を10投くらい入れて、仕掛けの準備。この時点では潮は左から右へ割と速く動いていました。
ところが!仕掛けを準備して投入すると、潮がとても緩やかになっています。
仕掛けを回収すると鈎がない...次も...次も...
水面に波紋が広がっています。最初はコッパグレだろうと思っていたのですが、どうも変。
撒き餌で手前に波紋の正体を誘導してよく見てみると、なんと全て草フグ!!
そんなわけで、仕掛けを投入する度に鈎が無くなる。呆然唖然...こりゃボウズか...
そんなことをしているうちに時計は11時近くになってきました。満潮の潮止まり前です。
ここへ来てやっと潮が動き始めました。右手側を見ると潮目が出来ています。
釣り座を少し右へ移して、この潮目に撒き餌と仕掛けが入るように流し始めます。
その数投目。浮きが沖合で滲みます。アワセ!重量感は無いものの竿先をグングン叩くようないい引きです。磯際へきて浮いてきたのは30cmを少し越えるくらいのシルバーメタリックに美しく輝くチヌです。ホント綺麗です。
次の1投。また同じ辺りで今度は綺麗に浮きが入ります。また勢いのある引きです。先と同サイズ!
その後は入れ食いとまではいきませんが、割といいペースで30cm前後のチヌが掛かります。
しかし....徐々に風が。潮が止まっても朝のように草フグはいません。チヌが寄っているのでしょう。
ところが風がどんどん強くなってきます。竿を持っているだけで腕が疲れてきます。
我慢してもう一枚。この時点で6枚。今日はもういいな...これだけ釣れればね。
そう思いながら今度は左手を見ると、引き潮に入って潮目が出来ています。
釣り座を朝の場所に戻してこの潮目を攻めます。
風が強く釣り辛い。何投目だったでしょう。
かなり沖合まで流した浮きが視界から消えます。風に煽られる道糸を見てみると、道糸が不自然に出ています。
アワセ!それまでのチヌとは明らかに異質の手応えです。重量感。竿先を持ち込むような引き。
久々の良型のようです。
ところが困った。
足下はこんな感じ。干出しになる岩の棚が全面に張り出しています。下へ降りるのは少し辛いので、上から竿を出していたのですが、棚の下にチヌが突っ込むのは目に見えています。
案の定。棚の手前でチヌが突っ込みます。幸いハリスはVハード1.25号。多少強引に棚の上に引き出します。目寸で45cmはあるようなチヌが姿を現します。
ところがまたまた困った。ところどころで岩が洗い出されているので寄せれない。寄せても風と波でまた戻ってしまう。チヌもそんな状態にも係わらず突っ込みを見せます。
玉網が届かない。やむを得ず、玉網を掴んで下へ飛び降ります。水深がないため玉網が綺麗に入りません。何度もトライして、やっとそれは網の中へ入りました。
でかい。顔が...顔だけ見ると50cmはあっても不思議なさそうな感じです。しかし魚体はそこまではありません。帰宅後の検寸では47cmでした。
下の棚の上に降りて、もう少し仕掛けを流してみることにしました。
ガツン!凄い衝撃。が、それは一瞬。今のも型が良かったなぁ。チヌの口を鈎が滑った感じでした。
少しして、かなり沖合で浮きが僅かに滲みます。軽く誘いを入れると少しだけ浮きが入りました。アワセ!
先ほどの重量感はないものの、磯際でかなりの突っ込みを見せませす。目寸40cm。もう満足です。
その後30cm前後のチヌを一枚追加。納竿とします。
チヌを入れたスカリはかなりの重量です。ここのチヌは身が厚い。
今日は、風の強さと白波が立つくらいの海の状態でした。これに合わせて仕掛けはB〜2B、ハリスに7〜5号のジンタンを2〜3段打ち、道糸へ2号かBのガン玉を打ち仕掛けを落ち着かせることに主眼を置きました。軽い仕掛けでは対処し難かったと思います。
初釣りからいい釣りが出来ました。この時期だけに、私としては満足の釣果です。
今年はいいことあるかも!そんな気分になってきます。
帰りは毎年恒例、海に向かって「今年も宜しく」とつぶやき、会釈して帰ります。人が見たら変な奴と思われるだろうなぁ。
今年も目一杯、チヌ釣りを楽しむぞぉ!!
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