わりと水は冷たくなかった??

本日の釣果(2000.3.12)

チヌ 32cm 1枚

デジカメの電池が無かったた
め、自宅のシンクで撮影。
釣り上げたときは、黒々とし
た居着きっぽいチヌでした。


土曜、冷たい雨が降り続いています。
天気予報では、「午前3時ころまで雨で...回復...」と珍しく具体的な予報を告げています。

ヨシ!日曜の釣行を決めました。寝る前になっても降り続く雨に些かの不安を感じつつも、冷凍庫からオキアミブロックを出して眠りにつきます。

時刻は朝5時前。不安を感じつつカーテンを開けると、一応雨は上がっています。暗いのでよくは解りませんが、厚い雲に覆われているような気がします。
5時半。昨夜申し合わせた「広島湾のチヌ釣り」の高橋さん宅へ迎えにあがります。

ここのところ厳しい釣果が続いていますので、今日のポイント選択にも少し気を使いました。

で、ポイント選択に悩むと、何故か新ポイント開拓をやりたくなる悪い癖が出てしまい....

周防大島到着。この時期狙い目!と「チヌに憧れて」の友波さんから聞いていたポイントが空いています。いつも必ずと言っていいほど人が入っているのに珍しいことです。すでに夜は明けています。

しばし悩んだのですが、もう一つ気になるポイントがあり、結局そちらへ行ってみることにしました。これが失敗だったかも...

お目当てのポイントに到着。O地磯と名付けることにします。

「浅いですねぇ、こりゃ...」思わず口をついてこんな言葉が出てきます。
予想ではもう少し手前に掛け上がりがあると思っていたのですが、掛け上がりは20m以上沖に走っています。足場が割と低いので攻めにくそうです。

高橋さんと釣り座を決めます。最初高橋さんが入ろうとした釣り座は一面岩ノリがこびりついています。滑りそう。
ここは若い私にお任せ!ということで、ちょっと斜面ですが比較的足場の良さそうなポイントを高橋さんに譲り、私は岩ノリの上に釣り座を構えます。

足場が低いのと遠投の必要があるので、滅多に使わない自立棒浮き(釣研ロングチヌ0.5号)をセットします。大きな錘を持っていないので、2Bを道糸に3つと、2ヒロのハリスの中段にジンタン5号をつけます。これでシモリ気味に浮力設定できました。

いきなり棒浮きがスッっと沈みます。アワセると魚の感触。15cmくらいのメバルです。
一投目で来るとは魚が濃いのかな?今日は晩ご飯のおかず位は釣って帰るようにと女房から言われていますので、少しほっとします。(チヌ師らしからぬ考え方ですね。)

ところが...それっきりメバルのアタリは出なくなりました。
アタリがあるにはあるのですが、大半アワセが効きません。


やはり使い慣れた仕掛けがいいな。

浮きを円錐浮きBに交換し、道糸にG2、ハリスにG5をつけて仕切直しです。

潮の動きが少し速くなってきました。
潮に載せて15m程流したときだったでしょうか。
道糸を張って誘いを掛けた途端、ガシンっという手応え!
誘いを掛けているときに当たった場合は糸を送ってはいけません。バラス元です。
そのままアワセ!大きくはないようですが、待望のチヌの引きです。
浮いてきたのは30cmを少し越えるくらいのまるまるした、そして黒々したチヌです。
貴重な一枚なので玉網で丁寧に掬います。

潮が小さいのでなかなか潮位が上がってきません。かなり沖合まで海底の状況が把握できる状態が続きます。
とはいえ、徐々に立っている場所が波を被り始めました。
釣り座をすこし後ろへ動かそうとしたその時です。

ズルッ....ザブン...ガシャ....
(岩ノリで滑って潮溜まりに足を突っ込み、手に持っていた竿とリールが岩に当たった音)

ズルッ...バシャン....ガシャ....
(立ち上がろうとしたらまた滑って、潮溜まりに更に激しくはまり、ブーツの中まで水浸しになって、おまけに再度リールを岩にぶつけた音)

涙....未だ2回目の使用なのに...買ったばかりのニューリールが傷だらけです。
幸い壊れていません。竿は??どうにもリールが身代わりになったようで、竿尻の傷が増えたくらいで大きな傷は入っていないようです。
気を取り直し、取りあえずブーツを脱ぎ、ブーツの中の水を捨て、靴下を絞ります。
思ったほど水は冷たくないようです。ブーツを脱いでいると風が当たって冷たいので、濡れたままブーツを履きます。

あれ?リールに血が....よく見ると左手の中指から血が落ちています。が、大したことはないようです。
ここで改めて冷静になって自分の身体の損傷具合??を確認します。弁慶の泣き所がズキズキしています。そして時間が経つにつれ両膝がズキズキしてきます。よく見ると防寒着のズボンの膝のところが少し破けています。
膝は帰りの車の運転が少し苦痛な程度の状況で、これまた大したことはなさそうです。


結局その後はノーヒット。懸命の手返しも通用しませんでした。
やはり浅すぎるか...ノッコミ場というには少し藻場が少なそう。シーズンに入れば釣れないことはないでしょうが、今時期狙うにはキツイポイントでした。

天気の方も、予報はいったい何だったんだろう...という感じで、時折小雨まで降るような状態でした。

高橋さんも苦労されたようです。おまけにいいと思った足場が結構傾斜していて、腰に負担が掛かり辛そうでした。

二人して「イテテテテ...」

なんだか疲れた....

釣り場の写真を撮りたかったのですが、デジカメが電池切れ。家で確認したときは何ともなかったのに....まったく...

痛い思いは色々したけど(リールがショックぅ〜)、取りあえずボウズ回避で良かったと言うところでしょうか。
さて、次はノッコミチヌに逢えるかな?(今日のチヌは卵は未だ小さかったです。)


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