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本日の釣果(2000.3.25) チヌ34cm,31cm 撒き餌を拾っているよう だが、アタリが渋い。 風もあり難しい釣りにな った。 |
天気図を見る限り、明らかに南西風が強く吹き付けそうです。
私のBBSには「チヌに憧れて」の友波さんが、M地磯かA地磯の向かいくらいしか竿が出せそうにないですよ...と書き込んでくれています。
この時期にM地磯はまだ渋いだろうなぁ...と思いながら家を出ました。まだ風はそんなに吹いていません。
すっかり忘れていました。車にガソリンが入ってないのを...
岩国を過ぎたアタリでふと気付くとエンプティラインすれすれ。が、気付くのが遅い!岩国を過ぎると早朝5時前に空いているスタンドなんてありません。まぁなんとかなるか、と思いそのまま大島へ向かいます。大島大橋の手前の坂を登っていると「ガソリンがないですよ」ランプが時々点灯しています。
どうにも遠くまで行くのは辛そうです。
ここでポイントを決定。M地磯へ久しぶりに入ることにしました。ここならそんなに遠くないので。
鼻から渋いのが解っていますので、撒き餌用にオキアミを2kg追加購入します。
オキアミ生3kg+2kg+アミエビ2kg+チヌパワーV9+オカラダンゴ+荒挽き。
撒いて撒いて撒きまくる、で沖合のチヌを無理矢理浅場に寄せる作戦です。普通の人から見ると決して多い量では無いと思いますが、常に財布の中身と相談しながら撒き餌を買っている私にはかなり奮発した内容です。
M地磯。早朝が干潮の潮止まりですから、足下の水深は30cmもありません。
秋口ならともかく、この時期ではまだこんな潮位では難しいでしょう。
寄せて寄せて寄せまくる。のっこみ期のチヌは、お腹の卵を熟成させるために、餌への反応が強くなってきます。比較的潮の流れる釣り場ですから、地道に撒き餌を入れることで、沖合のチヌを手前に寄せてこれるはずです。
仕掛けを作る前に撒き餌を準備。入念に撒き餌を撒いてから仕掛けを準備します。
釣り開始。まだ潮は緩やかです。仕掛けを投入しても何の変化もありません。
殆ど餌が残って上がってきます。
風はそんなに吹いていません。「これならS地磯まで行けば良かったかな」なんてことを考えたりしますが、ガソリンも殆どないのであまりウロウロできません。
ともかく寄せる。撒き餌を打つ手を休めず、少しずつ、ともかく回数を多く杓を振ります。
日が高くなってきました。このころから風が強く吹き付けだしました。沖合には白波が立ち始めていますが、幸い釣り座は風裏になっているので、波はさほど高くありません。
が、時折真横から風が回り込んで、油断をするとバランスを崩しそうな突風が吹き付けます。
仕掛けが思うようにコントロールできません。張れば風のせいでチヌの喰い込みに抵抗を与えてしまうでしょうし、かといって糸を出せば風や波に糸が翻弄されます。微妙なラインコントロールでなんとかしのぎます。
潮が緩んできました。チャンスです。
ところが、全く反応がありません。少し前から顔を出し始めたボラが数匹浮きの周りを泳いでいるだけです。
満潮潮止まりまで未だ時間があるのに、潮が完全に止まり、そして左へ流れていた潮が右流れに変わりました。ここは左への流れが本命潮と言われています。でも不思議と私は右流れで釣れることが多いのです。
0号でも少し重めの円錐浮きを使い、風の中で可能な限り軽い仕掛けで攻めます。
右へ緩やかに流れていた浮きがジワッっと滲みます。さっきからこのパターンは小型のアイナメです。
またかな、と思いながらゆっくり道糸にテンションを掛けて誘うと、浮きが更に入り始めました。
アワセ!
久しぶりのチヌの感触です。サイズはそんなでもなさそう。
浮いてきたのは30cmクラスのチヌです。取りあえずホッとします。
次の一投。また浮きが滲みます。アワセると最初は大した引きではなかったのですが、途中から猛烈に突っ込み始めました。「???」チヌ....じゃないよな...ボラにしては底に向かうなぁ...などと考えながら浮かせると長細い魚体がギラッっと光ります。
「ボラならボラらしく横走りしろ!」などと思いながらボラをリリースします。
それっきり。大きなフグが釣れましたが、チヌの反応は消えました。
潮がまた左へ流れ始めます。沈黙の時。撒き餌だけは切らさずに入れます。
そして満潮潮止まり。潮が止まり、緩やかに右へ流れ始めました。
すると、アタリとは言えないようなアタリ。多分竿を握っている本人にしか解らないような変化が浮きに見られ始めました。
幸い少し風が弱くなっていたので、浮きを00号Sサイズに変え、ハリスもVハード1.25号からシーガーエース1.2号に交換します。
餌が僅かに引っ張られたり、何かが摘んだような跡がつき始めました。チヌでしょう。寄っているようです。
浮きにいらない力が掛からないよう細心の注意を払いながら、また誘いを時々入れながら、浮きが入るのを待ちます。
浮きが滲む、ゆっくりと穂先を動かし、軽く誘いを入れます。するともう少し浮きが入ります。でも視界から消えるような入り方ではありません。「えええい!行けぇ〜!」とアワセを入れると、のってきました。チヌです、がサイズはやはり大したことはありません。浮いてきたのは先ほどの寄り少しだけ大きいくらいのチヌです。
時間は14時頃。撒き餌もそろそろ底が見えています。まだチヌの気配は感じれられます。
手返しを....アタリ!.....またボラ.....
そろそろ納竿にしよう。これで最後の一投。アタリ!...ん?軽い...
20cmくらいのアイナメでした。
難しい状況が続きます。どうにもここのところ裏目裏目に出ることが多く、少し悩んでいます。
今日のチヌは白っぽい色をしていました。お腹が大きかったので、卵かな?と思ったのですが、お腹をあけると殆ど私の撒いた撒き餌でした。卵はまだまだ小さいです。
何はともあれ、撒き餌にチヌが寄っていたことは間違い有りません。工夫次第ではもう少し釣れたでしょう。なかなか進歩しないなぁ...
久しぶりのM地磯だったのですが、行ってみてびっくりしたことがあります。
ゴミの多いこと....投げ釣りの仕掛けやその袋もあるのですが、チヌ針の付いた糸も落ちています。それと何とも非道いなぁ、と思ったのが煙草の吸い殻。釣り座の岩の上に小さな水たまりが出来ているのですが、ここへ10本くらいの吸い殻が放り込まれています。
「スモーキングクリーンってのを知らないのか?」などとぶつぶつ言いながら、汚い水たまりから吸い殻を拾いました。海に捨てるのに罪悪感があって水たまりに捨てたのかどうかは知りませんが、同じ事でしょうに....まったく。
携帯灰皿くらい持っておいて欲しいですね。釣り人のマナーというより、大人としての常識が出来てないですよ。
と、出だしから実はちょっと気分の悪い状態でした。
・・・・釣果とは関係有りませんけど。
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