バラシの後...

本日の釣果(2000.4.22)

チヌ42cm,36cm,35cm
 34cm×2,29cm,28cm
計7枚

先週と打って変わって全く
続かない。おまけにライン
ブレークと針折れでバラシ
2発。
結果は先週と近いものの、
今日は苦労した。


土曜は留守番(子守)...と思っていたら、なんと女房休みでした。
金曜の出張が帰りが遅くなり、釣行を決心したのは既に0時を回っていました。
これで、その後風呂に入って...寝たのは1時頃。それで4時前には起きないといけないんだから...眠いですよね。好きなこととはいえ。

さて、先週午後からの短時間でまとめ釣りしたN地磯。何故あんな状況になったのか?その辺に興味もあって今回もN地磯に入釣しました。
寝不足で歩く25分はキツイ。いつもにも増してハァハァいいながら、釣り座に到着。既に島のシルエットの上に朝日が浮かんでいます。気持ちいい。今日は天気も良さそうです。

竿出しの時点では干潮から満ち潮が動き始めて少しした頃。取りあえず満ち上がり狙いです。干出しの上から釣り開始。

・・・・・・・・・あれ?またかよ....

音沙汰ありません。メバルが竿を軽く曲げるだけ。
昨年ののっこみの時は、1〜3投目から食ってくることが結構あったのですが、どうも今年はそこまでの活況に巡り会えません。

しばらくすると草フグも登場。時折針を奪っていきます。先週よりまマシな感じです。

ちょっとだけ重量感。と思ったら、25cmクラスのタナゴ。今日はタナゴが多かったです。

メバル、タナゴ、草フグ、磯ベラ、カサゴ。毎度お馴染みの小魚達が私の竿を曲げます。

潮位が高くなってきて釣り座を移動します。余りの反応の無さに、ついつい右へ行ったり左へ行ったり。先週に増して嫌な予感がしてきます。

満潮、潮止まり。とうとう片潮は反応なしでした。全く気配が感じられない。

寝不足のため、少し疲れてきたので、私としては珍しく少し休憩します。こうなったら引き潮に賭けるしかありません。

時計が11時を指しています。
緩やかに流れていた浮きが、未だ頭部まで水没している沖合の干出し岩の手前で滲みます。
アワセ!値千金の1枚です。30cmちょっとくらいのサイズ。

期待!先週の再来か?ここから爆釣に入るのでは?

・・・・ところが、全然続きません。また音沙汰無しの状態に戻ります。ガン玉の位置調整、撒き餌の投入位置、手を換え品を換えしながら攻めますが、一向に状況は好転しません。

そんな時でした。待望のアタリ!ところがアワセた途端、一瞬確かにチヌの引き。が、てすぐにラインはテンションを失います。
「ありゃ、またやっちゃったか。」
仕掛けを回収すると、なんと道糸が切れています。幸い浮き下に入れたゴム管(ヨウジで固定)のお陰で浮きは流失しませんでしたが、貴重な一枚をフイにしました。道糸に傷が入っていたのでしょう。

こんな渋いときにやってはいけないバラシ。しかも仕掛けのチェック不足。注意力の無さを痛感します。

それからまたしばらく音沙汰のない状態になりましたが、それでも何となくチヌの気配が感じられる状態になってきました。

浮きが滲みます。なんとか2枚目を追加。これは35cmクラスです。しかし続かない。

足下の干出しが何とか立つことができそうなので、下におります。

少ししてアタリ!アワセを入れるとグングンっと竿先に衝撃が伝わります。ヨシ。落ち着いて藻をかわしながら寄せ、更に撒き餌を投入.....竿がテンションを失います。またバラシ?今度はかなりやり取りした後です。ダメージは大きい。仕掛けを回収してみると、なんと針がカエシの下あたりでポッキリ折れています。どうやら上顎に掛けてしまっていたようです。チヌ0.8号の小針では立ちどころが悪いとやはり折れたり延びたりしてしまうものなのでしょう。

案の定、折角感じられていた気配がまた消えてしまいました。再び我慢の時間です。

幸いにも、それから15分程して28cmの小型を釣り上げました。が、それでも後が続かない。一体どうなっているのか。バラシの影響はやはり大きいのか?

時計は14時を回っています。撒き餌もバッカンの底が見え始めています。「ここまでか....」


ところが、ここに来て状況が急変します。
それまで緩やかだった潮が、速度を上げてきました。この潮に載せて浮きを流します。浮きが目視できない程度の距離まで流し、ここで誘いを掛けた途端、竿先が引き込まれます。そのままアワセ!
グングン竿先を絞り込みます。寄らない!浮かない!
のっこみのチヌでこれほど強烈なファイトを見せるチヌに出逢ったのは初めてです。岩場の上を右に左に移動しながら、なんとか沖合の干出し、そして藻の帯をかわします。しかしまだ浮きが水面を切りません。良型を期待します。
浮きが水面を切ります。やっと魚体が見えました.....「え、小さい...」

取り込んだチヌは40cmは超えていますが、あの強烈な引きから想像していたものに比べるとなんとも小さい。

年明けにこの場所で上げた47cmより遙かに強烈なファイトを見せてくれたチヌでした。

撒き餌が底を尽きかけています。
掻き集めながら、最後のチャンスに集中します。

連発はしないものの、チヌが針に乗り始めました。
この後、1時間ほどの間に29〜36cmを3枚追加。撒き餌が無くなったところで納竿します。

バラシの後は一体どうなることかと思いましたが、結果だけ見ると先週より1枚少ないだけの釣果でした。
しかし、かなりキツイ釣りでした。バラシの影響もあるのでしょうが、明らかに先週よりチヌの撒き餌に対する反応が鈍かったように思います。解らないものです。


何れにしても2連続でこの程度の釣果が出たということは、そこそこ安定したのっこみ状態となってきたということでしょう。

今日も終わりよければ...そんな釣りになってしまいました。


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