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本日の釣果(2000.5.21) チヌ 30cm×2 25〜30cm未満×3 ワリバシ〜25cm未満×6 ワリバシサイズ・・・ G杯の検量サイズは配布 されたワリバシの長さ以上 でした。 ワリバシの長さ=20.8cm 今日のは一応全部検量サイ ズ..... 小さすぎる。 |
友波さんと釣行の約束。朝、3時50分。サンダルを履いて...サンダルを履いて...(これ、伏線になってます)、車を走らせます。
周防大島到着。友波さんと合流して、一路新ポイントへ車を走らせます。
今日の新ポイントは友波さんが目を付けていたところです。楽しみ楽しみ。
NG地磯。場所がNGな訳ではありませんが...
見るからに釣れそうなポイントです。
現に足下には中型のチヌが泳ぎ回っています。
ストリンガーのフック足りるかなぁ...などと捕らぬ狸のナントヤラ。
ところが、水面下には細長く尾の切れた魚体も見えます。20cmクラスのアジのようです。これの活性が高ければ、今日は苦戦が目に見えています。
足下から結構深い。10m程沖でもゆうに6〜7mくらいはあります。
磯の上を見回ると、岩の割れ目にゴミゴミゴミ....このポイントは潮が低くないと歩いては入れないので、どうやら渡船で渡ってくる人がいるようです。
どうして、自分たちの安らぎの場である海、磯にゴミを放置して帰るのかなぁ.....不思議。
竿出し。様子見にG2の円錐浮き。道糸にG5。ハリスにG5を2ヒロのハリスの上から1/3くらいの位置に打って投入します。
一投、二投と餌が残って上がってきます。ところが....すぐにやってきました。アジです。20〜23cmくらいを中心に丸々太ったアジ共が頻繁に竿を曲げます。キツイ一日になりそうです。
そんな中、釣研の新製品の斜め浮きを使った全誘導仕掛けを試していた友波さんがいきなり竿を曲げます。
33cmくらいのチヌです。33cmくらいのチヌです(これも伏線になってます)。
これを見て、私もそそくさと完全フカセに変更。浮きはノーマルでプロ山元浮き00号Sサイズ。浮き止めを針から3ヒロ強の位置に付けていますので、ほぼ全誘導と言える状態になっています。
相変わらずアジ。
そんな中、25cm弱の小チヌが一枚掛かりました。一応ストリンガーに掛けておきます。
それっきり.....
潮の流れに思うように仕掛けが乗らないので、釣り座を5mほど右の岩の上に移します。これは失敗だったかも...釣り座を移しても仕掛けは思うように流れません。
当に傍観者....友波さんが頻繁に竿を曲げています。こっちは全くなのに。
友波さんが気を利かせて、戻って来たらどうですか?と言ってくれていますが、ポイントを見極める目が甘いのが原因ですし、余りちょろちょろするのも...と思い、そのままそこで竿を振ります。
更に時間が経ち、潮位が高くなって戻ろうにも戻れなくなってしまいました。
いつになくすっかり気分がだらけてしまいました。
そうは言いながらも、仕掛けは細かに変更します。00号〜2Bの浮きを駆使して、手を換え品を換え。しかし悲しいくらいアジだらけ。
この頃、既に頭の中は決まっていました。(下げ潮が動き出して2時間。これに勝負を掛けよう。ダラダラ釣っても仕方ない。)
そう決めたので、それまでの間は、一応竿は振っているものの、磯の上に腰掛けたりしながら、ゆっくりと時間を潰します。
正午前。相変わらず弛み気味の潮ですが、明らかに動きが変わってきました。勝負開始。
それまでの時間に、状況打破の為の戦略は練っています。
色々な仕掛けで試してみたところ、
・取りあえずチヌは浮いてきてはいない。居るとすれば底層。
・刺し餌を不自然に速く沈めればアジの餌食になる。
・かといって、水深が深いので、あまりゆっくり沈めると、効率が悪いし、やはりアジの餌食になる。
・チヌの活性もあまり高いとは思えない。
そんな状況が把握できています。
選択した仕掛けと釣法は....
浮きは釣研スーパーセレクトSSの2B。道糸にB、ハリスにG5のガン玉。針から浮き止めまでの距離は約4ヒロ強。狙いは沖合15〜20m。這わせ釣りです。
こんな釣り方は余り好きではないのですが、色々な状況に対する対応力を付けるためには、色々な釣り方を自分のものにしなければいけません。
撒き餌はアジの気を引くために思いっきり遠投します。仕掛けはそれより手前。更に仕掛けの投入地点より手前に縦長、若しくはある程度の面積を持たせるように撒き餌を入れます。道糸に打ったBのガン玉が沈み、道糸が馴染む頃を見計らって、仕掛けを手前に寄せ、撒き餌の中に刺し餌を入れます。
底に刺し餌が到達した頃を見計らって、誘いを入れ、刺し餌を舞い上がらせます。
作戦的中!
型こそ30cm止まりで、また小型が多いものの、それ以降の2時間ちょっとで10枚の釣果。
潮の動きが変わったことが主たる原因でしょうが、それにしても、やはり釣れないときは考える!そして考えた結果を実行できるだけの技術を磨く。これが大事ですね。
仕掛けのコントロールと撒き餌のコントロール。これがもう一皮剥ければ、恐らく私の釣果ももう一皮剥けるのでは....などと考えています。今のレベルではこの程度の釣果が精一杯でしょう。
さてさて、伏線を張ってましたが....
友波さんが奇声を発します。
またストリンガーが反乱を起こしたとのこと。最初に釣れた33cmくらいのチヌを含め3枚が何処かへ泳ぎ去ったようです。
ストリンガーの信頼性に疑問。私も以前2度ほどやってますから。
伏線その2。
帰路につきます。友波さんに続いて磯歩き。ロッドケースが肩からずり落ちて邪魔なので、ロッドケースを襷掛けにしました。これが失敗の原因。
岩にへばり付くように移動していたときです。ロッドケースの底が岩にコンッ!その反動でバランスが...
海はそんなに冷たくなかったです。
膝まで浸かっただけなんですが、ブーツの中にたっぷり入った海水がどんどんジーパンをしみ上がってきて、太股アタリまでビッショリです。
これでは車に乗れません。やむを得ず、カッパのズボンを履いて車に乗ります。暑いったらなかったです。
一刻も早く帰りたかったので、有り金叩いて高速道路に乗ったのは言うまでもありません。
せめて、足元がサンダル履きだったのが幸いでした。ブーツを脱いで、そのまま履けますからね。
・・・・・で、タイトルの意味なんですが、
娘:「私、お母さんになってもあんまり子供と遊んであげないんだ!だってパパも余り遊んでくれないし...」
これは問題です。良くない!ここのところ、本当に毎週毎週チヌ釣りに出掛けています。
好きだからついつい留まるところを知らず、もし仕事がなかったら毎日行っているんではないか?そんな状況です。
ちょっと反省しました。娘の言葉が本気の言葉とも思えませんが、やはり寂しいのでしょう。
ちょっとだけ...自粛しよう。そう思いました。
が、ひょっとして来週も磯に立っているかも知れませんが....困ったパパです。物事に一所懸命になることのすばらしさだけ解ってくれたらいいんですが、そんなに都合良く行きませんね。
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