生体反応...無し

本日の釣果(2000.5.28)

チヌ28.5cm一枚のみ

寂しい釣りでした。


天気予報によると、午前3時頃まで雨、それから後は曇りで南西の風が一時強く吹く、波の高さは1.5m。
瀬戸内海での波の高さ1.5mは、殆ど最も海が荒れた状態を示す数値です。元来穏やかな海ですから、この波高に達するためには相当な風が吹く必要があるのです。

先週、チヌ釣りを自粛した方がいいかも?などと言っていたのですが、本来今日は娘を連れてキス釣りにでも行こうか、と思っていたのですが、娘の方に午前中予定が入ったのと、何れにしてもこの天気では娘も楽しめないだろうと思い、キス釣りを来週に回して、今日の釣行を決めたのでした。

午前4時過ぎ。予報に反して車のフロントガラスには小さな雨粒が次々に付着しています。風は?この時点でもそこそこ吹いています。先が思いやられます。

午前5時過ぎ。南西風を避けれそうな新ポイントに到着。
今日は長潮。風も強い。条件悪い...なにもこんな時に新ポイントを開拓しなくても良さそうなものですが、ついつい...

F地磯東の1番。ここはパス。続いて東の2番。お!これは面白そう。
撒き餌を作り、釣り開始。空は曇天で時折薄日。風は時折強く吹き付けます。逆光で浮きや海底の状況が掴みにくいまま仕掛けを飛ばします。全く反応無し....

撒き餌に草フグが反応して、例によって道糸をカジカジし始めました。

雲の切れ間から太陽が顔を出します。海を見て唖然。あ....浅い...
見渡す限り海が白っぽい。即ち浅い。試しに浮き下を3ヒロにして流してみると、海底にこびりついた背の低い海藻にすぐに引っ掛かります。2.5ヒロでも同じ。遠投しても同じ。
沖合に駆け上がりでもあれば慰めになるんですが、おおよそ仕掛けの届く範囲にはそんなものは見当たりません。
おまけにベラも食ってこない。時々草フグが遊んでくれるだけ。

虚しくなって周囲を見渡すと、更に歩いたところに良さそうな岩場を発見。

F地磯東の3番。今度は釣り座が海面から高いので、海の状況がよく解ります。とにかく浅い。

遠投で攻めるしかない...ところが、今日に限っていつもの遠投用配合でなく、オキアミ4.5kにチヌパワー麦という配合。オキアミがいつもより多めなことも手伝って、吹き付ける風の中、撒き餌が飛ばないし、飛んでもコントロール付かないし....あああ、チヌパワーV9遠投+オカラダンゴならもっと飛ばせるのに...

やむを得ず、撒き餌の届く範囲で仕掛けを流します。風が止まったときには底が完全に見えています。

こちらのポイントでも相変わらず生体反応無し。いや草フグは居る。というか、草フグしか居ない。
ベラも食わなければ、メバルもアジも食わない。ただ虚しさが募るだけ。

大きな沈み岩が見えます。時々根掛かりしますが、狙うとすればここの裏手側しか無いと思い、丹念に攻めます。

居ました!私に付き合ってくれる可愛いチヌが。
やっと魚らしいアタリが出て、アワセるとすぐにチヌと解る引き。明らかに小さいですがチヌはチヌです。浮いたチヌを見ると目寸で30cmは無さそう。高い釣り座ですが、そのまま引き抜きます。

まだ居るか?と思ったんですが、この一枚しか居なかったのか?それとも私の腕が悪いのが原因かは解りませんが、この一枚だけ。

ちょっと体調がイマイチだったので、昼過ぎに早々と納竿しました。厳しい釣りでした。疲れました。


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