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本日の釣果(2000.7.9) チヌ 43cm,35cm 32cm 3枚 午前2時までのちょっと 長めの半夜釣り。 夜は餌取り少ないんじゃ... クサフグ、アジの猛攻。 ポイント換えてやっとこさ 結果が出ました。 |
土曜は女房出勤で子守。日曜は午前7時から地区の一斉清掃がある。これは釣りに行ける状態ではない。
こういう週は、すっかり労働意欲すら?失せてくるものです。
これでは皆の為にならない、などと勝手な理由で、隙をついて土曜の夜から半夜で釣行することにしました。
これに先だって、ネットフレンドの方々に夜釣りについて色々話を聞くと、
1.涼しい
2.餌取りが居ない(少ない)
3.よく釣れる
と、3拍子揃っているらしい。
そもそも私は余り夜釣りはしません。理由は、
1.夜の磯は出そうで怖い
2.暗くて手元がよく見えないのでイライラする
3.撒き餌の投入点や動きが見えないので、思うような仕掛けの操作が出来ない
4.玉入れが難しい
と、実に解りやすい理由で...
ここのところ何か上手く噛み合わず、思ったような釣りが出来ていないこともあり、いい気分転換にもなるかな?という気持ちが正直なところです。
出発したのは16時過ぎ。1時間半で周防大島に到着です。まだ夕刻を思わせない日差しです。
夜釣り慣れしていないので、まずポイントが解りません。
取りあえず、日中の釣りでの実績とポイントの雰囲気からポイントを決めます。
取りあえず入ったポイントは湾内の小磯。浅場ですが、干潮時の干出し岩の上からだと7〜8m沖に駆け上がりがあります。実際に行ってみると、まだガラ藻が結構残っており、雰囲気としてはなかなかです。ただ問題は潮通しが悪いことです。
取りあえず、マズメ時を狙って釣りを開始します。撒き餌を入れるとクサフグが水面に波紋を作り始めました。
軽快なアタリがでます。アジ。20〜25cmくらいのまずまずのサイズです。実は出掛ける前に、女房からアジを持って帰るように指示を受けていますので、しばしはそのまま手返しを続けます。
アジを10匹ほどキープする目途が立ったころ、ようやく太陽が山の向こうに隠れました。徐々に暗くなってきます。
相変わらず、針に掛かるのはアジとクサフグ。
このまま引きずるのは良くない、と判断し、少しポイントを休ませることにしました。
その間に夜釣りバージョンに仕掛けを交換です。
久しぶりの夜釣りということもあり、電気浮きは道中購入してきました。とにかく軽い仕掛けが好きなので、棒浮きタイプは使いません。ナショナルの唐辛子タイプの浮き。浮力小さめのものを2つ程購入してきました。安いやつとはいえ、一つ700円前後します。(これ伏線です。)
釣り再開。辺りはかなり暗くなっています。
足場を確認して仕掛け投入。直後にLEDが横っ走りです。クサフグ....
そしてアジ...
挙げ句の果てには、
アタリ!アワセ!無情に漂う道糸。なんでこんなに真っ暗なのに道糸囓るんでしょう?
浮きが沖合に...?と思ったら、流れに逆らって右へ、今度は沖へ、また手前に。どうやら魚がなにか掛かったままのようです。波間に漂うLEDを見ながら、仕掛けの飛距離の範囲内に入ってくれることを祈りますが、これは叶いませんでした。
20時過ぎ。潮は干潮の止まりを向かえます。期待していたマズメと潮止まり前。何れも空振りに終わりました。
このまま続けても結果が得られそうにないので、場所を移動することにしました。
2つめのポイント。今度は満ち上がりを攻めます。
ポイント移動のとき、嫌な予感がして、釣具屋に立ち寄ろうかと思ったんです。やっぱり立ち寄るべきでした。
開始早々、飛距離を稼ぐために水中浮きまでまで付けていたのに....アタリにアワセを入れると、またもや無情に道糸が漂います。今度はLEDは躊躇無しに沖合に流れていってしまいました。
水中浮きを合わせて、2000円ちょっとの損失です。今日購入したばかりの電気浮きを2つとも流失してしまいました。
手持ちに電気浮きが無いわけではないのですが、何れも1号以上の錘負荷なので、私流フカセには不適。
やむを得ず釣り道具を磯に置いたまま釣具屋へ。念のため電気浮きを2つと水中浮きを一つ購入しました。痛い出費です。
このポイントもアジとクサフグです。「やっぱり俺には夜釣りは向いてないのか...」そんなことを考え始めたときです。
浮きが綺麗に2段引きで入ります。電気浮きのLEDがほぼ見えなくなったところでアワセ!チヌです。
手応えからすると30cm〜35cmくらいでしょうか。引き抜こうかとも思ったのですが、これでチヌを落とすと今日の釣りが終わってしまう恐れがあるため、念のため玉網で取り込むことにします。
予め、玉網の枠にケミホタルでもくっつけておけばよかった...案の定、玉網がどちらを向いているのか解らない。チヌを掬ったつもりでも入っていない。チヌが水面を走り回っています。
何度もトライしてやっとのことで無事玉網に納まりました。35cm。
続くか?と思ったのですが、そんなには甘くないようです。
鈎掛かりしないアタリが頻繁に出ます。やっと正体発見。タナゴです。タナゴは夜も行動しているんですね。
時計は既に0時を回っています。日付変わって今日の7時から一斉清掃。少しは睡眠もとりたい。となると、もう帰ることを考えないといけない時間です。遅くまでやればやるほど、7時からの清掃中の自分自身の苦痛な姿が容易に想像できます。でも、夜といえども海を見ている私はそう簡単に竿を畳めません。もう少し...
アタリ!アワセた瞬間の重量感。アワセの力でで底から離れずに、にそのまま移動するような実に重みのあるいい引きです。
例によって玉入れで苦戦しながら取り込んだのは43cmの顔の大きなチヌでした。2.0kg。
またまた続きません。時計は2時。流石にそろそろ帰らないと....と思いながら、手返しを続けます。
3枚目があがったのはその少し後。これは32cmのよく走るチヌでした。
2時半納竿。慌てて片づけをします。暗くてよく見えませんが磯の上を流してから、バッカン等を洗います。
通しでやれば、もう少し釣果が出たでしょう。が、夜釣りの雰囲気だけは体験できたので、ヨシとします。
・・・・・・・朝7時過ぎ。公園の片隅で今にも眠ってしまいそうな顔をして草を抜いている私が居ます。
結局風呂に入って寝たのが4時半〜5時。起きたのが6時。1時間程度の睡眠しか取れませんでした。
流石に眠い...けど、1日得した気分。またこんな日があれば、挑戦してみたいと思います。
でも、やっぱり日中のフカセが面白いなぁ〜。
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