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たった3時間 でも、これほどゆっくり した時間を海で過ごした のは久しぶりでした。 |
波の音、未だ優しく頬を叩く秋の風、鳥の鳴き声、抜けるような...というほどでは無いにしろ高い青空、太陽の暖かさを気持ちよく感じる季節。
海への接し方にも色々ありますね。
普段の私は、とにかく釣ることに熱中しています。特にチヌが相手だと、殆ど気を緩めるときがない状態で、身体も思考も働かせ続けています。
釣りは海でのんびりできていい...なんて話をよく聞きますが、それもまた一つの楽しみ方ですね。
実は、私は結構これが苦手なのです。海を前にすると、気持ちが押さえきれなくなってしまう。
でも、
今日の私は、波止に仰向けになって目を閉じています。30分ほど眠ったかも知れません。気持ちいい。
今週は竿をゆっくり出す時間が作れませんでした。チヌをやるにはどう考えても時間がありません。
家でゆっくりすればいいのですが、天気もいいし...と思うと、居ても立ってもいられずに4時半に家を出発します。行く先は当然周防大島。
車には買ったばかりのハマチ用のタックルと、投げ竿一本。一応狙いはハマチ,ヤズ。ジグを引くつもりです。
が、情報によるとあまり芳しくないようなので、そろそろ動き始めたカレイでも間違って掛からないか?という半端な気持ちで投げ竿一本です。
12時には家に帰らないといけないため、10時くらいには遅くとも釣り場を発たなければなりません。
あまり遠くまで行く時間もないので(周防大島は大きな島ですので、ポイントによっては橋を渡って1時間くらい掛かります)、余計に釣果を求めることができる状況ではないのです。
波止場は概ね人が入っています。
海に突き出た小波止が一つ空いていました。そこへ車を付けます。
道中購入した青虫300円分を持って、棒天秤+円盤錘という小学生の頃から慣れ親しんだ仕掛けに青虫を2匹掛けして投げ込みます。
さて、結局、SFノットとかビミニツイストとかがよく解らず、PEラインとナイロンリーダを電車結びしたタックルに、ジグ40gを連結します。買ったばかりの竿は結構硬いようで、硬い竿と伸びのない仕掛けで、フルキャスティングすると思うように飛ばず最初は戸惑いましたが、なんとか形にはなってきました。
このポイント、ヤズも回ってくることがありますが、ヒラメもいるらしい。気持ちとしては「ヒラメ食いたいなぁ〜」というところです。
ゴン!という衝撃が竿先に伝わります。早速エソが登場です。どうも蛇のような青の顔は好きになれません。
もともと食べるには少し辛い魚ですから、海にお帰り願います。
投げ竿の方は、いつまで経っても青虫が針に残っています。潮も小さいので、魚の食いは低いようです。
結局、ジグを2つしか持っていって無かったのですが、エソを6匹釣ったところで2つとも根掛かりでロストしてしまいました。
青虫、まだ沢山残っています。
ヨシ。
PEにフロロカーボン5号のハリスをリーダ代わりに連結し、先ほどジグに引っ掛かってあがってきたL型天秤20号を通して、カレイ用2本バリ仕掛けを連結します。
恐らく、青物用のタックルでチョイ投げをしようとしているのは、大島広しといえども私だけ何じゃないだろうか?などと思いながら、仕掛けを放り込みます。
すると、穂先がいきなりコンコン!っと叩かれます。お?っと思って巻き上げると...
ヒラメです。ただし、サイズは15cmくらい。狙い通り?にニュータックルでヒラメを釣ったわけですが...海にお帰り願いました。
その後、投げ竿を引きずるようなアタリ。こちらも15cm。これはマダイ(チャリコ)です。
高級魚が揃ったところで、なんだか眠くなってきました。
波止に仰向けになります・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たった3時間ほど海にいただけです。往復に2.5時間掛かっています。
アホらしいような感じもしますが、この3時間は本当に久しぶりに海でのんびりした時間でした。
偶にはこういうのもいいものですね。