2001/12/16-2002/10/07の間に、2699人の訪問者がありました
最終更新:2002/11/25(月) |
藤忠ビルの解体にあたって
過ぎゆく時間を惜しみながら続けてきた藤忠ビルプロジェクトの最後の瞬間がやってきました。藤忠ビルは、すでに西側の倉庫の解体が終わり、建物本体の取り壊し工事も2002(平成14)年5月20日より始まることとなりました。街を見守り多くの人々に愛された建物が消えていくのを今は静かに見届けようと思います。
3ヶ月にわたる藤忠ビルプロジェクト、続くギャラリーFebruaryの1ヶ月、私たちのなかで何気ない街並みが特別なものに変わっていった日々でした。また、自分達の想いを問い、形作り、残していく、充実した代え難い体験をしたのだと思います。10人の実行委員会が大きな諍(いさか)いもなくやってこれたこと、数え切れぬイベントと予想を遙かに超えた来館者、すべては消えゆくビルのなせる技でしょう。
消えゆく歴史以上のモノを私達は新たに生みださねばなりません。過去の歴史への責任を私たち一人一人が背負っていることを藤忠ビルは教えています。
駅前通りの建物も続々と解体工事が進んでいます。銀色のフェンスの向こうの藤忠ビルは今何を思うのでしょう。誰と言うにはあまりにも多くの人々と私達は関わりました、すべての人々に感謝の言葉を代表して申し上げます。
平成14(2002)年5月17日
藤忠ビルプロジェクト実行委員会代表
高嶋敏展
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このホームページでは、2001年に開催された藤忠ビルプロジェクトを中心に、藤忠ビルとそれらにかかわった人々やモノ、出来事をご紹介しています。 |