fuji-chu dead-stock shop 報告
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第3号/2002年01月25日発行
藤忠ビルプロジェクトはボランティア。有志の集まりによる活動としてスタートをきりました。集まった有志はやる気はあっても資金はありません。どうやって運営資金をまかなうか思案している中、藤忠ビル内に残された魅力的な元・商品や、棚板からつくったベンチ・テーブル、次々と発見される昔の看板など「売れる!」モノがあったのです。
モノを売ることによって藤忠ビルを訪れた方に少しでも楽しんでもらいたいというのも一つのねらいでした。
即売商品は3個で500円を基本にし、主観的な判断で「とても魅力的」と感じるモノは「入札」というかたちで販売させていただきました。
入札といっても長期間のオークションといった形で、商品に誰かがつけた値段は札を見ればわかる状態だったので、何度も現在の最高値を確かめに来られる方や、代理の人を遠隔操作する方など、また、〆切時間直前には、人気商品をめぐる駆け引きや交渉が繰り広げられていました。
ビルの解体とともにゴミになってしまうはすだったモノたちが、必要とされて人の手に渡り、プロジェクトの楽しみの一つになりました。お買い上げありがとうございました。また、プロジェクト支援のために、元・商品の販売をご快諾下さった藤原社長にあらためて御礼申し上げます。
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©前田典仁 |
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