ネコのトイレ


新しい家に引っ越してきて1カ月ぐらいたった時だろうか。玄関横の軒下の乾いた土のあたりが臭う。ハエがブンブン飛んでいる。どうも猫がフンをしているようなのだ。私はスコップとチリトリを持ってあたりを掘った。出てくるわ出てくるわ。これだけフンがあればハエもたかるはずだ。私は掘って掘って完全撤去した。それからだ、それらしい所を見つけると掘って撤去するようになった。

うちのトイレポイントは2つあって、ひとつは玄関横、もうひとつは台所裏の換気扇の下あたりなのだ。軒下で乾いたサラサラの土が使いやすいのだろう。そこに小さい土の山ができていたらクサい。

私はうちの庭を通る猫を1匹知っている。白地に黒紋なので勝手に「牛」と名付けた猫。どこの猫か知らないが、いつもうちの庭を通って行く。道路のほうからうちの庭にまっすぐ入って、団地の下の段の家に抜ける。牛はいつもまっすぐ通り抜け、トイレポイントに寄っているのは見た事がないので多分無実だ。ただ、車におしっこかけるのはやめなさい、牛くん。私は見たよ、あんたの仕業。

暇な時に、フンの犯人(犯猫?)をさがしてみようと思っている。玄関横で用を足す猫は、吐いたり、下痢したり、とんでもないヤツなのだ。少し離れて待ち構えているとヤツは来るだろうか?。玄関横と換気扇下は同じ猫なのだろうか?。本当に牛は無実なのか?。悪い子だが、猫好きな私は興味がつきない。でも見つけたらちょっとこらしめてやらなければと思っている。

最近はフンを撤去した後、ネコヨラズのような薬をまき、トイレポイントの上に植木鉢や割れた鉢を並べて使いにくくしたので、ちょっと落ち着いている。…と、締めくくろうと思ったら芝生の上にフンを発見。コマッタちゃんはどこのどいつだ!。

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