去年の10月はまだアパート暮しだったので、春の球根は少ししか植えてなかった。チューリップとフリージアを大プランターに1杯ずつ、アネモネとムスカリを各1鉢程度だっただろうか。今年は植える所はいくらでもある。変わったチューリップや、ヒアシンスなど、今までなかったものをたくさん植えた。その時の話である。次ページへ10月になって、植えなきゃ植えなきゃと思っていたのだが、休日の度に天気が悪かったり、たまの晴れの日には仕事が入っていたりとなかなか球根を植えられないでいた。球根を買ったまま、押入れにいれていたのだが、芽が出始めた。これはマズい。今日は何がなんでも植えなければなるまい、と思って腰をあげたのが月末。
新しく買った球根がかなりあったので、鉢と土はそれなりに買っておいた。だが、いざ広げてみると土が足りない感じ…。「これは花壇の土と買った土を混ぜて増やすしかない」と思った。それには花壇にはびこっているコスモスの撤去が必要。ひとつ仕事が増えてしまった。コスモスは半分枯れかかっていたので、全部抜いた。そうすると下草が気になってきた。草もひいた。コスモスと草は大きなゴミ袋2つになった。確かゴミ出しルールに「庭ゴミは1回に1袋までにしてください」とあったような気がする。これは朝、そーっと2個出すしかない。
下草の中にジャガイモの葉があった。6月に掘った堀り残しがあったのだろうか。親指の先ほどのイモがついていた。小さいのは草と一緒に撤去したが、少し大きめの木はひょっとして、大きいイモがあるかもしれないので残しておいた。
球根を植えるにしても、雨が降りそうだし、芽が出て今日植えなければヤバい物から植えることにした。まず押入れで芽が出たクロッカス10球。それから堀り上げてネットの中で根がでたフリージアを大プランター一杯。以下、かなりあるので箇条書きにしてみる。
花の名前 球根数 鉢数 球根の新旧、花の形状等 クロッカス 10球 大プランター1 新球根 フリージア 約25球 大プランター1 古球根/各色 ヒアシンス 6球 大プランター1 新球根/黄色と紫 チューリップ 約30球 大プランター1 古球根/各色 チューリップ 紫パロット咲き 4球 1鉢 新球根(花びらの先がフリル状) チューリップ メリーウイドウ 5球 1鉢 新球根(赤地に白い縁どり) チューリップ クリームパーフェクション 5球 1鉢 新球根(クリーム色一色咲き) チューリップ 赤ビリデ咲き 4球 1鉢 新球根(赤地に緑の筋入り) チューリップ 白地に紫の縁どり 4球 1鉢 新球根 チューリップ バイオレットビューティ 5球 1鉢 新球根(紫一色咲き) ラナンキュラス 紫八重咲き 3球 ボウルプランター1鉢 新球根 ラナンキュラス 4球 ボウルプランター1鉢 古球根/赤一重と白八重 アネモネ 10球 大ボウルプランター2鉢 新球根/各色 (今回手をつけなかった物に、ムスカリの古球根植えっぱなし、もらったムスカリ植えっぱなし、もらったアネモネとノースポールの寄せ植え植えっぱなしがボウルプランターに各1鉢あります。それぞれすでに芽が出ています。)
これだけ植えるのだ。移植ごてでチマチマ土を入れていたのではらちがあかない。幸いうちには工事用のスコップがある。実家から取ってきたものだ。花壇で買ってきた土2袋、ピートモス1袋、バーミキュライト1袋、パーライト2袋、プランターの古土と花壇の土を土方スコップで混ぜ、プランターや鉢に配る。球根を置いてまた大きなスコップで土を配る。こんなことを3時間もやっていただろうか。腰がいたい。趣味だからできるが、これを仕事にはしたくないな、と思った。ガーデニングは決してお上品な趣味ではない。時には力仕事も必要だ。
今年はチューリップについてちょっと勉強した。今まで球根の上下ぐらいしか知らなかったが、チューリップの球根には前後左右があって、左右方向に葉が出る事がわかった。左右を揃えて植えると、葉が出たときの姿がカッコイイそうだ。新しい球根は左右を揃えて植えたし、さぞかし来年の春はにぎやかになるだろう。チューリップの鉢は土で4カ月、葉だけで2カ月、枯れ葉で3カ月持っておかねばならない。咲くのはたった1週間。だが、早咲きや遅咲きを組み合わせて植えると、2カ月近くリレーのように違う種類を咲かせることができるという。今回種類がわからない物もあるので、いつ咲くかはわからない。楽しみにしておこう。