最近ハマっているのは、5月のダイビング以来「魚」。すでに持っているにもかかわらず、別の魚図鑑を2冊も衝動買いしてしまうし、ウミウシ図鑑も買ってしまうし。もともと図鑑好きで、寝る前やヒマな時パラリパラリとめくって見るのだが、同じ写真を何回見ても飽きない。今回買った魚図鑑は、沖縄にいる魚に絞ったミニ図鑑と、詳しい大図鑑。ダイビングショップにうちに前からある魚図鑑が置いてあったが、厚くてちょっと持ち歩くには重いと思っていた。今回買ったミニ図鑑は旅行に持っていけそうなサイズで、機動力を発揮しそうだ。ミニ図鑑をバッチリ覚えて行けば、沖縄のダイビングではこと欠かないだろうと思われる。写真を撮って同定しようとか思うと大図鑑でないと難しいが、それほどの事は期待していないので、家で物知り程度に毎晩めくって見ている。

実際の魚も気になっていて、沖縄海中ライブカメラは仕事から帰ってよく見ている。魚が何もいないで閑散としている日もあるのだが、ウジャウジャいる日もあっておもしろい。6月28日は大漁節で、夕方約1時間にわたって魚だらけだった。わかっただけでも、ハマフエフキ、オヤビッチャ、テングダイなどの魚の群れがカメラの前を通り過ぎる。団体さんがドバーっと、入り乱れてカメラの前を舞い踊るので、カメラから目が離させない。水中カメラは10秒おきに配信の静止画像なので、今の画像で魚の顔や尻尾が映っていても、次の画像ではいなくなっていたりする。家で日の出ている間インターネットをしている時は、必ず海中ライブカメラも見ている。

たまにかわいいブダイがどアップでカメラを覗いていくらしいのだが、ブダイの顔はまだ見ていない。遠くにブダイらしい魚が通り過ぎたことはあったのだが。また、カメラのレンズ掃除には出会ったことがあり、掃除する人が見えた。何が起こるか、ほんと「ライブ」なので、目が離せない。

ライブ映像といえば、沖永良部島に「ウミガメカメラ」が設置してある。ウミガメのお昼寝ポイントに固定カメラが据えてあるのだが、こちらは動画配信だ。目の前をなんだかわからない魚が瞬きすする間に通り抜けたり、かなり遠くを大きな魚が通り過ぎたりする。名前の通り、カメも時々通る。カメやエイなど、形に特徴のあるものは遠くを通ってもよくわかる。「あーカメだ。もっと近くに来ないかなー。」と思って見ているが、なかなか来てくれない。さすがに離島だけあって、本島に設置してあるライブカメラから見える海より透明度が高い。

魚の映像もチェックするようになり、下関海響館提供の天気予報(日曜昼前にKRYで放送)が好きである。他には魚関係の番組をチェックして楽しんでいる。字幕に名前が出る主役の魚はいいとして、今後ろを横切った魚は何か、とか番組とは関係ないところで楽しんでいたりする。見栄えの関係か、きれいな海のロケばかりやるので、瀬戸内とかもっと身近な海の映像もやってほしいと思った。透明度が悪いので、かなりアップの画像しか使えそうにないけど…。

沖縄の海に行って瀬戸内と違うと思った事は、藻がないこと。沖縄では砂地に岩があってサンゴがついていた。瀬戸内では、砂地には藻が生えていて、岩はフジツボとカキ殻だらけがあたりまえである。カキや藻は沖縄では育たないのかなあ。日本と同じ位の緯度のオーストラリアの海は砂地に藻場だったので、藻が育つには水温が高ければいいってもんじゃないのかもしれない。

ウミウシ図鑑は、インターネットで買ったのだが、これがまたおもしろい。陸の世界にいるものは、必ず海にも同じものがいると言われているが、ウミウシは陸のカタツムリやナメクジの仲間にあたるのだろうか。ウミウシは名前が面白い。見たまんまのもあれば、なんで?と思うような名前のものがある。「シモフリカメサンウミウシ」は霜降りベースに亀模様のあるウミウシだ。ほかにも「ユキヤマウミウシ」とか「シロボンボンウミウシ」なんかは見たまんまの名前である。何で?と思った名前のウミウシは「インターネットウミウシ」姿からはインターネットは感じられない。見た目とは別の由来があるのだろうか。新種が出る度に名前をどうやって以前からあるのとダブらないように決めるか大変そうである。姿から思いつく名前はすでに全部位出つくしている。

それにしてもウミウシは色鮮やかである。3pぐらいの小さいのが多いのだが、カラー写真を見ていると小ささは感じない。横に書いてあるサイズを見て「ああ、小さいんだー。」と思う事が多い。もっともあれだけハデハデの色で、草履大が普通だったら、海中がすごい色になりそうだ。瀬戸内では地味〜なアメフラシぐらいしか見たことないので、今度沖縄に行ったときには、ハデハデなのを1つは見てみたい。

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