クリスマスツリー


  

フラワーアレンジ教室で作りました。左は正面(フォーカルポイントが見えるように)から撮ったところ、右は構造がわかるよう真横から撮ってみました。吸水フォームは底がついたリング状の大小を使用、専用の台に乗せています。材料はバラ、ガーベラ、カーネーション、葉物はヒバ、シロタエギク、実ものは姫リンゴ、松ぼっくり、トウモロコシ、バラの実、など。飾りにコルクの栓、金塗装の木の実、殻つきピーナツなどを使っています。

全面を花で埋めるより、葉物を多めにして花の量にアンバランスなメリハリをつけたほうがいいようです。上の写真は花多めの部分で、裏側は実多めになっています。松ぼっくりやピーナツなどのかさばる素材や、コルク栓のような個性的な廃材を利用してボリュームを出せば、買う花が少なくてすみます。コルク栓は針金でくくってさしたり、固い針金に突き刺して使用します。また下の段中央のバラの下に木を3本束ねた飾りがありますが、これは生けた花の余分な茎をハリガネで束ねて差し込んでみました。花は首から3p程度に切り、吸水フォームにさしていきます。首が長いと全体が大きくなり花がたくさんいるようになります。また上の段との隙間が見えにくくなり、せっかく2段にした意味がなくなってしまいます。

またリングの内側にも葉を生けないと、正面から見たときに、反対側の内側ハゲが見えてかっこ悪いです。まず中も外もあらかた葉物を入れてから花を生けたほうがいいと思います。できあがってから中に葉を生けるのは苦労しました。

裏側アレンジの裏側です。黒いとうもろこしやリンゴはくし刺しにして吸水フォームにさしてあります。ピーナツは針金に糊付けしてさしてあります。裏と表で違う表情をつければ360度どこから見ても楽しめる花になります。花を使わなくて、実ものばかりで作ってもおもしろい物ができると思います。

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