ギリギリガールズ 石垣島へ行く


ここ数年、毎年いろんなところでお騒がせのギリギリガールズ。最近はギリギリタイトな日程にもかかわらず、割と余裕でこなせたりして、ちょっとギリギリでもなくなった感じもあるが…。今回の正月は石垣島に出没だ。最初、宮古島に行こうかという話だったのだが、値段が高い。それで笑ちゃんとヨリちゃんが雑誌を見て勝手に石垣に決めてきた。「河村さんは、多分いいと言うだろう。」…かなりアバウトな二人である。

まあ私はどこでもよかったので、石垣島に行くことにする。インターネットで調べまくり、ダイビングショップと観光スポット、食べる所を数件ピックアップ。笑ちゃんと相談してダイビングショップと食べる所を決めた。別の日にヨリちゃんと観光スポットと食事の追加の店と、全体の日程を詰める。今回は3人がてんでバラバラにプランを持ち寄っているので、まとまった企画書は何もない。「ギリギリ」改め「アバウトガールズ」にするか?。

福岡空港から那覇空港、那覇から石垣空港に乗りかえだ。私達の前の便は1時間位遅れていた。私たちは「きっと出発直前にアイスを買って飛行機を遅らせるようなトボケがいるに違いない。」と思っていた。私たちは時間どおりに出られるのか不安になったが、20分遅れ位で飛行機は出た。(次の日聞いた話では、石垣空港は有視界飛行しかできなくて、午前中に石垣に着く飛行機は着陸できずに那覇に戻ってきたそうだ。有視界飛行しかできない話はダイビングショップのお兄さんに聞いた。前日から那覇に入り、朝一の便で石垣に来るはずだったお客さんが着陸できずに那覇泊。ダイビングは次の日になったという。私たちもそうなっていたかもしれない。後から考えるとヒヤヒヤである。しかしそこは数々のピンチをギリギリでかわしてきた私たちである。私たちの後の便も前の便も大幅遅延なのに、なぜか私たちは時間どおりに着くのだ。)

石垣空港を出て、レンタカーを借りた私たちは一直線にサビチ洞に行く。サビチ洞は日本で唯一海につながっている鍾乳洞らしい。地図上での場所はなんとなく分かっているが、住所も電話番号もよくわからないので、カーナビにテキトーに近くの地名を入れてセット、とにかく国道390号を北上する。そろそろ行き過ぎたかなーと思っていたら「サビチ洞こちら」の看板が。とても地味でわかりにくい。表示のとおり奥に入って行くと駐車場があったのでそこに停めて歩いて行く。鍾乳洞の入り口に売店があって、そこでチケットを売っている。雨が降って薄暗いので、外は結構気味悪いが、中は照明がこうこうと照っているので明るくよく見える。鍾乳洞の中がすごい湿気で暑かった。中には鍾乳石の他、泡盛の瓶や、石垣島の伝統の骨壺(家みたいな形)が展示してあった。ひょっとしてここは墓場?。鍾乳洞を抜けると海に出た。雨が降っているので暗くてもったいない。晴れていたら絶景のはずである。海沿いに小道があるので進んでいくと、フツーに行き止まりだった。入場料とるなら、小道のまわりももうちょっときれいにしてくれたらな、と思った。

平久保崎灯台サビチ洞をあとに、私たちは石垣島最北端の岬、平久保崎灯台に向かう。結構雨も風も強く、駐車場で傘をさしたら一発で傘が壊れてしまった。傘はレンタカー屋の借り物である。私たちはあわてて傘をたたんで、雨の中を歩いて灯台へ向かう。惜しい。ここも晴れていたら絶景ポイントである。夕日が美しい時間帯なのでさらに惜しい。雨が降って薄暗いなか、私たちは写真を撮りまくって宿へ帰る。(左は強風と雨の中、かなり無理やりな二人。平久保崎灯台にて。)

途中、スーパー・サンエーに寄る。今晩のおやつや、薬、お茶、お酒を買う。私は外国のお菓子とキンカンを買った。前回の沖縄でスーパーが便利な事に気がついたので、今回も毎日スーパーに行くことにする。(お土産も沖縄現地食材はスーパーで買うに限る。空港で580円のラーメンが、スーパーでは258円である。)

宿への帰り道に、予定していたレストランがあるので先に食事にする。「ヤシガニが食べたい。」とヨリちゃんが選んでいたお店だ。この時は笑ちゃんが運転していて、店の前に車を停めたのだがどうも位置が中途ハンパである。道路の端から1メートル以上離れている。先に降りていた私とヨリちゃんは車の位置を見て「???」と思っていたら、笑ちゃんが車から降りてきた。もう一回車に戻り何回か切り返して「まあいいだろう」と言うところまで車を路肩に寄せる。笑ちゃんは「普段乗っている自分の車より幅があるので、レンタカーの運転は気をつかう。」と言っていた。今年は台風の関係でヤシガニの入荷はなく、食べられなかったが、他の料理は最高においしいし、器も凝っていて雰囲気がいい。おまけに食べまくって一人3000円未満。大満足して宿に向かう。

今回の1、2泊はちょっといい所にしたので、部屋に入って広さにビックリ!。ベッドルームが2つ、リビングが1つ。雑魚寝すれば10人は泊まれそうな部屋だ。今までツインの部屋の応接セットを追い出して3個目のベッドを入れたような「無理やりトリプルルーム」ばかりだったので、感激である。いつもは携帯の充電とデジカメの充電でコンセントが取り合いになるので、いつも私が3口の差し込みを持って来ているのだが、ここは必要ない。各部屋にコンセントがあるので、充電器を差し込み放題である。この日は明日が早いので、早めに寝ることにした。

石垣の海2日めの朝、ダイビングショップのお兄さんが迎えに来る。ヨリちゃんは、ショップで酔いどめを買おうと思っていたのに、車はいきなり港に着いた。今まで利用していた沖縄本島のショップは、店に集合(&受け付け)して車で船に行っていた。酔いどめや、水中カメラを買う時はショップのフロントで買っていたのだ。そのつもりでいたので、ヨリちゃんは酔いどめを飲めないままだった。今まで行っていたショップは機材のセットから済んだあとの洗浄まで全部自分でやっていたのだが、今回のショップは何もしなくていい。店によっていろんなシステムがあるもんだと思った。(もっとも、私たちが洗った機材は洗浄の出来が怪しいということもあるが…。)海は雨が降ったり止んだりであまり天気がいいとは言えなかった。2本潜ったが結構寒かった。私はいきなりシッティングバックロールエントリーで入れと言われて、ちょっとビビった。船の縁に後ろ向きで座って、コロンと海に背中から落ちるのだが、このエントリーは講習の最後(1年半前)でやっただけ。しかし、今回はレギュレーターから水が漏れる(私の食いつき方が悪いだけだが)わけでもなく、溺れることはなかった。私はこの水漏れで今まで泣いてきた。カッパの私が毎度溺れそうになるのだ。しかし今回は泳いでいる途中で2回もフィンがはずれた。フツーに泳いでいるとハラッと足が軽くなる。慌てて潜ってフィンを取りに行って履く。浅い所ですぐに拾えてよかった。今まで一番ひどかったのは、レギュレーターから海水が入る、マスクがゆるい、手袋が飛んでいきそうになる、が同時に起こる3重苦。いつまでたってもブランクダイバーの私はちょっと焦った。これに比べればフィンがはずれるのが1回や2回、ちょろいもんである。

昼御飯には八重山ソバが出たのだが、私はお約束の船酔いで食べられない。私は極小盛りを頼んで、2本ぐらい食べて、残りを笑ちゃんにあげた。笑ちゃんもヨリちゃんも普通盛りをペロっと食べていた。とてもおいしかったそうだ。私は船の揺れとウエットスーツの締めつけで気持ち悪くてとても食べるどころではない。昼食のあと、他のダイバーさんは3本目に、笑ちゃんとヨリちゃんはシュノーケリングに出ていった。私2本目に入る時から寒くて寒くてたまらなかったので、みんながいなくなって広々した船で乾いた服に着替え、トイレで吐きまくった。そしたら少しスッキリした。シュノーケリングはサンゴの道ができていて、緑色のサンゴとてもきれいだったそうだ。かなり船から遠くまで離れて行ったので、ショップのお兄さんから「船から離れ過ぎー!。」と注意されていた。本人たちは、サンゴの道をたどって行けば迷子にならず船に戻れると思っていたらしいが、波が高くて自分たちが波の底にいるときは船が見えず、波の上にいる時しか船が見えなかったと言っていた。普段瀬戸内のベタ凪しか見ていない私たちには外洋のうねりは大きい。キレイさが上関の魚で感激している比ではなかったので、私がシュノーケリングに行かなかったのは絶対失敗だったと言っていた。それでも私は寒かったのと、もう一回ウエットを着るのはイヤだったのだ。夏場でも濡れた水着のままでいると風邪をひきそうになったのに、冬はなおさらイヤである。

今回のショップは、ダイビングのあと一旦宿に戻り、宿ででシャワーを浴びてからログづけのお迎えが来るのだが、私は朝食を全部吐き、昼はソバ2本しか食べてないのでお腹がすきまくりである。みんながシャワーを浴びている間、昨日買った外国のお菓子とキンカンを全部食べた。ショップに行き、ログ付けを終え、宿に送ってもらい、まずは買物である。1日めに見つけたサンエーの手前にマックスバリューがあってそこに行く。薬とお酒とおやつを買う。明日もログ付けまでの間に食べまくるだろうから、腹もちしそうなクッキーを買った。2日目の夕食は石垣牛の店。店に入って値段を聞いて驚く。オーストラリア牛のステーキなら沖縄本島なみの値段で食べられるのだが、石垣牛の店まで来てオージービーフもなんなので、メニューの中では手軽な値段(といってもオージービーフのステーキ並)の石垣牛のハンバーグ定食と、石垣牛のたたきを1皿頼んだ。それでもかなりのボリュームでおいしかった。宿に帰って、紅白とジャニーズを見ながら年越し。市役所がある街の方角で花火が上がっていた。港であげていたのだろうか。事前に調べても特にカウントダウンのイベントがある風ではないし、ダイビングショップの人もあるような事は言ってなかったのでビックリである。ほんの数分の花火大会であったが、ちょっとうれしい。明日も早いのでこの日も早く寝る。

3日め。笑ちゃんとヨリちゃんはダイビングを3本潜るといって張り切っている。私は寒いので2本にした。前日の夕方まで「明日はキャンセルしようか。」と言う体調だったので、まあ回復はいいほうである。そして今日は昼食前に絶対ウエットを脱ぐぞ、と心に誓った。1本目、水底に早く着いたので、調子こいてマスクを外して水中で洗ってみた。半年ぶりなのでちょっと慌てる。慣れないことはやるもんではない。1本目は浅い所だったが、2本目は断崖絶壁の中層まで行った。崖下をのぞくと40メートルぐらいありそうで、「ここではずれたら拾いには行けない。私は昨日のようにフィンがはずれたらどうしよう。」と思いながら潜っていた。この日はデジカメを借りていたので、笑ちゃんとヨリちゃんは写真をたくさん撮った。水中写るンですでは、深場ではシャッターがおりない。しかしデジカメは電池の消耗が激しく、3本目までは持たなかった。ハナヒゲウツボが撮れなかったのが残念だと言っていた。2本目が済んで私は速攻でウエットを脱ぐ。昼食はお寿司だったが、大酔いの私はまたまた食べられるわけがなく、汁だけ極小盛りで頼んで食べた。笑ちゃんとヨリちゃんはまたしても、バクバク食べていた。よくこんな状況で食べられるもんだ。昼食後3本目。昼食前にウエットを脱いでいてすこしスッキリしたので、この位の船酔いなら行けないこともなかったのだが、冷たいウエットをまた着るのもイヤだし、早く乾いた服に着替えたいので、私は行かないことにする。笑ちゃんとヨリちゃんだけが潜った。3本潜ると他の人と着替える時間帯が同じになってしまい、濡れた水着の上に乾いた服をはおるだけしかできない。私はどーーーー してもそれがイヤだったのだ。夏場なら3本目も行けたかなあ。夏なら船で走る間に濡れた水着はかなり乾く。しかし昨日も寒かったし、とにかく早く着替えたかった。着替えは一人なので、温水シャワーは遠慮なく使えるし、トイレもひとりじめである。

そば売り場今回は最初泊まった宿に送ってもらい、自力で3泊目の宿に移動、ログ付けの迎えは新しい宿に来てもらった。ショップでログ付けの時、天気がよくてよかったね、と言われた。私は「え?あれで天気いいの?。」と思った。岩国では冬場天気がいいといえば雲一つない晴天が普通である。石垣では冬場はあの程度降ったりやんだりでも天気がいいようだ。天気の常識もところ変われば違うもんだなあと思った。この日はショップのお兄さんが水中ビデオを撮っていて、知らないうちに撮られていておもしろかった。

3泊目の宿はいつものような、無理やりトリプルな部屋だった。寝るだけなので安い所でいいか、という事で選んだ。しかし冷蔵庫がないのはツラかった。夏場はビールとかどうするんだろうと思った。着替えていると、ヨリちゃんが慌てている。ついさっきまであった黒い帽子がないというのだ。今かぶって行きたい帽子なのに、探しても探してもないので、仕方なく違う帽子で部屋を出る。エレベーターを待っていると、ヨリちゃんの足の太さが左右違う。ヨリちゃんはハイソックスの中に黒の帽子を一緒に履いていたのだ。気を取り直してお気に入りの帽子をかぶった。このまま気づかずに街に出たら、どうだったろう。私たちは買物に行きたかったのだが、ホテルの駐車場がギッシリ駐車方式で、私たちの車をふさぐ車がいて出られない。ホテルの人に動かしてくれるように言うと「今、免許を持っている者がいなくて、30分位後に出勤するからそれまで待ってほしい。」と言われた。それで先に食べに出て買物に行くことにする。

予定していたホテルの裏の店は休み(広告は年中無休なのになぜ?)だったので、近くの居酒屋に飛び込みで入る。食事は美味しかったのだが、会計の時1万9千いくらだと言われぶっ飛んだ。ヨリちゃんは「いくら酔っていても(笑!)6000円も飲み食いしてないのはわかる。」と言っていた。レシートを見ると食べた覚えのないメニューがたくさんあったので、店に苦情を言うと、よそのテーブルとまちがえていたとのこと。今度は3人で1万円ぐらいだったので納得。レシートを見せてもらって正解であった。食べている間に車を動かしてもらって、またマックスバリューへ。今度はお土産を買うためにだ。昨日品ぞろえと値段は下見してあり、何を買うかは何となく決まっている。私はじゅーしぃ(沖縄風炊き込みごはん)の素と沖縄ソバのインスタントラーメン、石垣島特産の胡椒などを買う。ヨリちゃんは、ゆで麺の八重山ソバとビニール袋入りのそばツユを買って帰る。ちょっとチャレンジャーである。前回那覇のマックスバリューでも沖縄ソバの500g入りを買うか買わないかで迷ったのだ。しかしそのときは要冷蔵の物を半日以上常温で持ち歩いてはだめだろうということで諦めた。(今回も半日常温で持ち歩くことになる。冬なので夏よりはマシだったが、開けたとき、ちょっとぷーんと臭ったそうだ。でも火を通せば大丈夫と言い聞かせ、完食したそうだ。)那覇と同じく、ここのソバ売り場も圧倒的に八重山ソバが多く(那覇は沖縄ソバが多い)、「38円のゆでうどん」や中華そばは少ない。黒い日本ソバに至っては売ってない。外国のお菓子も充実しているし、肉の缶詰(SPAMやTULIPみたいな物)なんかも種類が多い。私の家の近所にもマックスバリューがあるが、地域差があっておもしろいなあと思った。(左上はスーパーのソバ売り場。最下段は全部八重山ソバ500g入り。)

川平湾で飛ぶ4日目は朝早く出て川平湾に向かう。ヨリちゃんがどうしても「観光雑誌で見た所に行きたい」と言う。写真で見た所、と言われても土地勘があるわけではないので、広い川平湾のどこかわかる訳がない。カーナビに川平湾の近くの「クラブメッドカビラ」を設定して走る。しかしクラブメッドに行きたいわけではないので、紙の地図でどのへんを走っているのか、カーナビ画面と比べながら走る。「そろそろ川平湾のあたりを走っているんだがなあ。」と思いつつ走っていると住宅街へ出た。海の気配はまるでない。道も狭いし「ひょっとしてもっと前に海へ出る道があったのかも。」と思い、Uターンできる場所を探していると「川平公園こちら」の看板が。試しに言ってみると大正解。ヨリちゃんが写真で見て行きたかったのはまさにここだったのだ。天気がイマイチなので海があまり青くないが、時折日が射すと白い砂に海の色が映える。1日目の灯台といい、川平湾といい、もっと晴れた日にリベンジに来たいところだ。ここでもバカな写真(私たちの旅の写真は、まともなのは極少ない。)をとりまくって、次の目的地「パラビドー観光農園」へ。(右は今回の旅のイチオシのお笑い写真「川平湾で飛ぶ」。観光ガイドさんからここが絶景ポイントであることを聞き、団体客がいなくなるのを待っての撮影である。)

道中、石垣島には変わったお墓(家のようなお墓)がたくさんある。沖縄本島にもポツンポツンとはあるのだが、石垣島のは集団墓地で1基がデカい。かなり圧倒されるボリュームだ。それといたる所が牧場で牛がたくさんいる。パラビドー観光農園では、蝶園や、ハイビスカスが八重のや変わった花がたくさんあってきれいだった。しかし蚊が多いのには参った。半袖の私は一度に3匹食われ1回たたいて2匹取れるほど。夏に沖縄に来た時は虫刺されの薬を持参していたが、さすがに正月に蚊に食われる準備はなかった。農園から街に戻る時、カーナビがとんでもなくローカルな道を示す。道は車の幅「ギリギリ」(こんなところでギリギリでなくてもいいのに。)。「えー?この道かぁ?。」と思いつつおっかなびっくり運転していると市役所のあたりに出た。街に出て開いている薬局があったので速攻で虫刺されの薬を買った。石垣島の薬局では正月でも虫刺されの薬が店のゴールデンな場所に置いてあった。年中よく売れるのだろう。このへんも地域差があっておもしろい。

商店街で追加のお土産を買う。食べ物系のお土産はほとんど昨日買っていたので、今日はかわいい雑貨や自分用。私は自分用にサンゴの飾りの箸を買った。30秒で文字を掘るからと言われたので、名前と今日の日付けを掘ってもらった。こだわりがあってちょっと怖そうなオヤジさんの店だったけど、まけてくれた。後から行った店にも同じような箸があったが、私が買った怖そうなオヤジさんの店が一番安かった。笑ちゃんはサンゴ屋さんでネックレスをお年玉特価で買い、ヨリちゃんは広告を見て気になっていた「開店が不定期なTシャツ屋さん」で買物をした。みんないい買物ができてよかった。昼食はヨリちゃんが行きたかった店に行く。八重山そばと紅芋の天ぷらを食べる。私はダイビングの1日目に八重山ソバが出たが2本しか食べてないので、実質初八重山ソバである。沖縄ソバよりは八重山ソバのほうがおいしいと聞いていたのでちょっと期待していたが、この店の麺は裏切らなかった。初めて沖縄に行った時、とんでもない沖縄ソバと、別物のようにおいしい沖縄ソバを食べた。麺がおいしいのとそうでないのとで天と地ほどの開きがあるのだ。今回のはおいしかった。

全員集合レンタカーを返し石垣空港へ。今日までギリギリな事がほとんどなかった私たちであるが、最後の最後、新幹線が最終便で「ギリギリ」なのである。飛行機が遅れて新幹線に乗り遅れたら博多泊まり決定である。遅れない事を祈りつつ、石垣空港を無事に出る。福岡空港で私の荷物を取りそこねてもう1周待つというアクシデントがあったものの、新幹線にも余裕で乗れ、ちゃんと帰ることができた。今回の旅行は帰省客と同じ日程のため、行きも帰りも新幹線は座れないかと思っていたのだが、行きは朝早くてガラガラ、帰りは最終便でガラガラであった。京都に行った時の混みようを予想していたので意外だった。いつものように、新幹線の駅の近くの駐車場でマヌケな写真をとり、今回の旅をしめくくった。

今回お世話になったのは「ダイビングショップ 海へ
鈴木さん、藤野さん、ひごさん。そして社長のガジロウくん。リピーターのお客が多いというのがよくわかるあたたかいショップでした。ここなら一人でも行けそうです。また会えるといいですね。帰ってから、かわいい社長にはレイザーラモンGAの服と帽子をプレゼントしました。(ちょっとサイズが小さかったそうで残念…)

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