この絵は、画面の関係で縮小してありますが、オリジナルはA4の紙いっぱいの大きさです。 下絵なしでパソコンに向かって2時間、やっと墨の部分だけができました。 大変だったのは色塗りです。面積が広いので、漏れ止めのチェック箇所が多いのなんの。 色をこぼしてまわりにハミ出してはどこから漏れたか捜し出す、の繰り返し。 昼休みにコツコツ修正を重ね、結局一週間くらいかかったような気がします。 今から考えてみると、結構大作・・・だったのかも。

「ハッピーHN」は今年の4月末にシロウト同志で書いたものです。まず私が絵を描いて、後から寄せ書きをみんなに入れてもらいました。オリジナル画像に直に書き込む人あり、フロッピーに入れて持ち帰り自分のスペース分だけ書いてきて貼りつける人あり、で非常に勉強になった一枚です。(私はそれまで、コピー、貼りつけ、がわからなかったんです。)

モデルはパソコンの師匠、長嶌宏氏。 (彼について知りたい方は名前をクリックしてみてください。彼の個人ページにリンクしています。パソコンやインターネットの家庭教師もするそうです。)

私は似顔絵をよく描きますが、マウスで描いた似顔はこれが初めてです。エンピツで描くのと勝手がちがって、慣れないマウスさばきに苦労しました。(こういうのってマウスさばきっていうのかな?)幼稚園児みたいな字が並んでますが、みんな一生懸命です。

8月に長嶌氏に会う機会がありまして、上の絵よりも「やしきたかじん」さんのほうが近いことが判明。(実は「ハッピー hn」は、長嶌氏に初めて会って一カ月位あとに思い出し出しかいたもので、似ているかどうか自信がなかったのです。)

私としてはちょっと不満なので書き直してみました。長嶌氏はこんな感じのおっちゃんです。(おっちゃんは余分だったかな)

今、彼はコンピューターで身を立てておられますが、これは「世を忍ぶ借りの姿」で、どうやら希望としてやりたいのは「芸人」のようです。岩国に来られた時も尺八持参。何か知らない曲を吹いてくれました。また旅先でライブハウスに乱入して、ひとの楽器で演奏してしまうSax Playerでもあります。

正直なところ、この絵でもまだ自信がありません。(自信ないんなら載せるなよって感じですが)「ここをこうしたらもっと似る」等、長嶌氏と知っておられる方のご感想をお待ちしています。


1997年9月号のガラクタ展へ