初めての鵜飼船


 先日、錦川の鵜飼船に乗れる機会がありました。でも川の増水で鵜飼は中止。あーあ。岩国市民でもあんまり乗る機会ないのになー。
 ということで、前に乗った時の話をします。

鵜飼船ってこんな感じですよね。伝馬船みたいなのに火をぶら下げて、鵜匠と鵜がいて。


 私たちが乗ったのは四畳半位の広さの座敷舟です。座敷舟は大きな伝馬を二艘並べた上に座敷が作ってあります。船の先っちょのとんがったところがちょっと座敷部分からはみ出していたので、
「ここに火をぶらさげるんかね」
「でも船頭さんがここに乗ったら、鵜がのる所がないねぇ」
とか、話していました。この時点では誰もが座敷舟に火がともって鵜と鵜匠が乗ると思っていました。(どうやら全員鵜飼初体験)
そうこうしているうちに座敷舟は出発、火は、鵜は、との疑問が解けぬまま、座敷舟はちょっと岸から離れ、その辺をグルグルまわりはじめました。


 おや、・・・川上から何か来るんです。・・・火のついた船団・・・。

 この時初めて気がついたのでした「乗る船と鵜の船は別じゃったんじゃぁ」。テレビのCMや看板なんかは火のついた鵜飼船ばっかりです。そういうの見てると、火がついた船に乗ると思うじゃないですか。知らんかったーっ。

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