2.私の中の音楽勢力図の大幅変更
私は当時、坂本龍一さんや小田和正さん、稲垣潤一さん・・・等をよく聞いていた。それが「DIFFERENCE」を手に入れてから一変、崎谷健次郎さん一色となる。1993年、SING LIKE TALKINGに出会うまで、不動のダントツ1位となった。(1993年からはシングライクと1位タイ)
「DIFFERENCE」はジャケットが絵だったため、「崎谷さんてどんな人だろう」と思いつつ毎日のように聞いていた。
3.鼻の高いお兄ちゃん
1988年「REALISM」が発売されて崎谷さんの姿を初めて見た。感想は「随分鼻の高いお兄ちゃんだねえ」。私は中学生の頃から通っていた(今も行っているけど)レコード屋(ハマヤ)さんで「REALISM」の宣伝用ポスターをもらった。当時ハマヤの客で、レコードを予約してまで買う崎谷ファンはどうやら私一人だったようだ。それから後もハマヤさんは私によく崎谷さんのポスターをくれた。(ありがとうっ)
4.「もう一度夜を止めて」派
1989年「KISS OF LIFE」が発売された。この頃、「もう一度夜を止めて」からファンになった人と「DIFFERENCE」から聞いてきたファンとの間にギャップが出てきた。「もう一度〜」を期待して「KISS OF LIFE」を聞いた人は、「こんなはずじゃなかった」と思ったに違いない。私は1枚ごとに表情をかえていく崎谷さんの音楽を、手札のバリエーションが多いと判断。新しいアルバムを聞く度に、次はどこへいくのだろうと楽しみでしかたがなかった。
(つづく) (1998.10.12 KAWA)
■私が一番好きな曲・・・「OUR LIVES」
「〜きっとみんながここに生まれてきた意味があるはずだから〜」神様が私に何をさせようとして命を与えたのかを考えさせられるとともに、世界で誰かが私を必要としているような気がして、勇気づけられる曲。
■崎谷さんの曲といい感じの作詞家・・・秋元康さん、有木林子さん。
「delicate」で秋元さんが帰って来て安心しました。彼は崎谷さんらしさを引き出せる作詞家NO.1でしょう。「delicate」の中では「"くされ縁"もいいさ」「最後の夏の日」が好きです。随分前の曲ですが、秋元さんの「僕には君だけ」は今でも好きな曲です。
有木さんは初期の作品で秀逸曲多し。「崎谷−有木」ラインでなければ表現できないような世界が好きです。最近のはちょっとイマイチ?。「夏の午后」「水に眠る」「WITH」等、アルバム「REALISM」の中には有木さんの宝石がつまっています。
■崎谷さんの曲とミスマッチだった作詞家・・・松井五郎さん
「涙が君を忘れない」と、アルバム「たた一度だけの永遠」「ambivalence」で組んでいます。「ただ一度〜」では松井さんの詩を崎谷さんが消化不良だったように思います。「ambivalence」で少しはこなれてきたかな、と思いましたが、当時、安全地帯を聞いていた私にとって「玉置浩二/曲−松井五郎/詩」ラインのほうがベストだと思えました。安全地帯における「玉置−松井」ラインは遊びがあって緊張感があっておもしろく、気持ちいいです。(最近玉置さん聞いてないけど・・・。)
■私が先日投票した崎谷さんの曲ベスト5(持ち点10点)(作曲/作詩)
1点 OUR LIVES (崎谷/崎谷)
4点 最後の夏の日 (崎谷/秋元康)
1点 Because Of Love (崎谷/田口俊)
2点 僕には君だけ (崎谷/秋元康)
2点 "くされ縁"もいいさ(崎谷/秋元康)
「OUR LIVES」は大好きなんですが、他の人も投票しそうなので点数を絞ってみました。 「最後の夏の日」「"くされ縁"もいいさ」にがんばってもらいましょう(笑)。
私は基本的にアルバムしか買わないファンなので、多少かたよりがあるかもしれません。