丹花庵古墳



 宍道湖北岸の古曽志町に、装飾古墳で有名な丹花庵古墳(国史跡)がある。 
 古代、佐太水海が大きく湾入しており、その西縁の佐太低地に築かれた古墳である。その昔、この墳丘に丹花庵という小堂があった。古墳は周辺の農作で変形しているが方墳とみられている。墳丘の中央に長持形石棺が露出していて、この石棺の蓋石の表面に鋸歯文の線刻文様を今もみることができる。
 ここから西へ1qばかり行くと、朝日ヶ丘駅の東に古墳の丘古曽志公園がある。総面積2万3,000平方キロメートルの広い敷地内には、この地で発見され、保存で注目された古曽志大谷古墳の模型や、野外ステージ・野外展示広場・埋蔵文化財センターなど文化施設がつくられ、出雲の歴史や文化遺産の一端に触れることができる。ここからは宍道湖が眺望でき、眺めは殊のほか素晴らしい。

関連リンク

松江市公式サイト
:松江市の公式サイト。国際観光都市だけあって役立つ情報が盛りだくさん。松江観光辞典で丹花庵古墳を調べてから行こう。


戻る