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歯痛地蔵は残っている

歯痛地蔵に関心をもっている一人です。地域にまつわる情報をいただければ幸いです。

所在地、名称(歯痛地蔵),地域に伝わっている出来事をお知らせください。

          メールはこちらまで。  hmonzen@enjoy.ne.jp


いずれの時代においても、耐えがたい苦痛があったであろう。 それには神仏を拝み呪

術にたよる人々が多くいた。いわゆる、加持祈祷、まじないなど非科学的な療法が行われていた。

歯痛も同じく、大きな苦痛であったにちがいない。

今も、以下紹介する歯痛地蔵さまは地域の方々が大切にされている。

1) いっぽん木のお地蔵様(広島県神辺町)

2)三滝本町地蔵尊(歯痛地蔵)(広島市西区三滝)

3) 仏門行者の墓(広島県安芸郡海田町)


「いっぽん木のお地蔵様」 広島県神辺町

昔から歯が痛いとき夏豆を炮烙で煎って一握りほど持って参る。

  お地蔵さまのお顔を撫でた手で、子供の頬を撫でてやると効能が顕著であったと伝

えられています。

  近くのお婆さん(百才くらい)のお話しでは子供が夜泣きをして困っているとき、おんぶ

してお参りするとお陰があったそうです。

お地蔵さまから天文(1532〜1554年)と読める字が見え、また榎の大きさからみて

戦国時代のお地蔵様かと思われる。その榎の大木はお地蔵様のすぐ後ろにあったが、

台風で根もとから倒れ、今はなき、新若の木が植樹されている。

                   武田武美(神辺 ボランテァ) 松井義之(歯科医師)談


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