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歯科治療を知る


 エジプトのミイラ(英国博物館に保存)には歯を削って金を詰め込むという処置を施されていた。

数本みつかっている。硬いエナメル質を削って、金を詰め込むという高い技術が紀元前1000年頃

には存在していたということです。それが治療目的か、もしくは儀式的に行なわれたのかは分からない。

 国内では約2100年前頃、弥生人の風習的抜歯が見出されていた。弥生時代の埋葬跡であり、渡来弥

生人を中心とした資料を保存していることで有名である土井ヶ浜遺跡(山口県長門)です。

左右の犬歯を抜き取る(抜歯)



ここに埋葬された人びとには、健康な歯を意図的に抜く風習があった。上の左右犬歯を除去するもの。

その目的は成人式や結婚式、あるいは葬式のため 、一種の通過儀礼として おこなわれた。

 どのように、どのように抜歯していたか、不明です。抜歯には痛み が伴う。


痛み顔はどれにあてはまるでしょうか。



 今で思えば、麻酔なしで、健康な歯を抜きとる行為は想像しただけでも、ゾットする。昔は、歯痛に苦しむ

人々は我慢して、お地蔵さんにでも、すがりたい気持ちに駈られたことでしょう。今でも、各地にお地蔵さん

が残っている。どのような伝えが残っているのでしょうか。

歯痛お地蔵さんの紹介は本ページ 「歯痛が残っている」で見てください。


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