■CIE XYZ表色系(20): より一般的なuv色度図におけるマクアダム楕円

 代表的な色度図(xy色度図、uv色度図、u'v'色度図、Judd uv色度図)におけるマクアダム楕円を表示するアプレットを先日紹介しましたが、ここでは xy−>uv の変換式:
   u = (a1x + a2y + a3) / (c1x + c2y + c3)
   v = (b1x + b2y + b3) / (c1x + c2y + c3)
の係数 a1, a2, a3, b1, b2, b3, c1, c2, c3 を任意に指定して決定されるuv空間でマクアダム楕円を描いてみましょう。

 「任意色度図」を選択すると、上記係数の入力画面が表示されます。
・ここで、各係数を入力して「設定」ボタンを押す −>色度図と楕円が表示される。
・「標準選択」のコンボボックスから uv、u'v'、Judd uv のいずれかを選択すると、
  −>それに対応した係数が自動入力される
  −>ここで、部分的に係数値を変更する
  −>「設定」ボタンを押す −>色度図と楕円が表示される。



・マクアダム楕円をそのまま色度図に表示すると小さすぎて見にくいため、通常は倍率を掛けて表示している。
 ここでは 1〜10倍で表示することができる。
・楕円の傾きθは長軸の横軸に対する角度(反時計方向、単位:度)を示す。
・面積で max=1 の欄は最大面積を1とした各楕円の面積比を示す。

・「楕円No./軸表示」をONにすると、各楕円に1〜25のNo.と長軸、短軸が表示される。
 ・この状態で各楕円をマウスで左クリックすると、その楕円を拡大表示する。
  拡大図に表示される横軸、縦軸の座標値は楕円の範囲を示す。
 ・任意点をマウスで右クリックすると、補間または外挿された楕円が表示される。
  補間できる範囲は概ね25個の楕円中心点の凸包の内部である。
  補間可能領域外では近隣3頂点での値を元に外挿計算がされる(詳細略)。
 ・「補間メニュー表示」で、マクアダム楕円表示、等間隔補間表示、領域分割図表示、外挿許可のON/OFFができる。
   等間隔表示時の補間間隔を設定可能。

・シアン〜青の領域の外挿結果に乱れが見られる。
・補間方法(計算式)については −>こちら
・黒体放射軌跡、カラートライアングルを表示することができる。
・マウス位置に対応した色度座標(xyまたはuv)、RGB値を表示できる。
・明るさ(Y値)を変更することができる。
CIE XYZ表色系
マクアダム楕円の補間方法(計算式)

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