■エコキュート(15): 沸き上げ時間帯(夜間時間帯)の変更2

          〜 太陽光発電システムで発電した電力の活用 と エネルギーロスの減少 〜

 電気温水器からエコキュートに変更して約10年が経過しました。
 お湯の沸き上げ時間帯は安い夜間電力を利用すべく、今まで 23:00 〜 8:00 に設定していました。

 我が家ではエコキュート導入前から太陽光発電を設置していますが、FIT制度に基づく余剰電力買取期間の終了や夜間電気料金も大幅に上昇しています。
 このような状況のもと、先日エコキュートの運転時間を少し遅らせて 00:00 〜 10:00 に変更しました。
 これにより、安い太陽光発電の余剰電力を活用できます。

 夜間沸き上げ時間帯の変更には、これ以外のメリットもあります。

 通常の生活スタイルでは夕方から夜にかけて多くのお湯を使いますが、『深夜から早朝にかけてお湯を沸かす』よりも『朝から昼前にお湯を沸かす』方がタンク内のお湯の温度低下が少なく、エネルギーロスを軽減できます。

 結果的に、電気使用量、電気料金が軽減できる筈です。

 夜間沸き上げ時間帯を 0:00 〜 10:00 に設定変更した直後の実際の沸き上げは7:30頃に始まり、10時前に終了しました。
 8時台、9時台にはこの時期(春〜夏〜秋)の晴れた日には、太陽光発電システムもかなりの発電を行い、時間帯移動による効果も得られます。

 沸き上げ時間帯をどこまでずらすことができるか関係資料などを調べると、
 ・開始時刻に特に制限はないようです。
 ・全体の時間は最大10時間に制限されるようです。

 従って、1:00〜11:00 や 2:00〜12:00 といった設定も可能のようです。

 現在は設定を 1:00〜11:00として様子を見ています。

 冬季は沸き上げに時間がかかること、太陽光発電が本格発電する時間が遅れることなどから、2:00〜12:00の設定の方が(年間を通しても)有利なのかもしれません。 これについては、今後更に検討する予定です。

 夜間沸き上げ時間帯別の、1時間毎の電力消費量と発電量の実例を示します。

 エコキュート以外の機器(エアコン、IHコンロほか)も使用しており、正確な比較はできませんが参考にはなります。

 −−−−−:電力消費量(kWh/H)    −−−−−:太陽光発電量(kWh/H)

●沸き上げ時間帯 23:00〜8:00の例(2024/1/1、2024/4/1)
  冬季は早目にエコキュートが運転開始しています。
 
 

●沸き上げ時間帯 0:00〜10:00の例(2024/4/9)
 

●沸き上げ時間帯 1:00〜11:00の例(2024/4/16)
 
エコキュート(14): 沸き上げ時間帯(夜間時間帯)の変更1
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