小さい画像を大きく拡大する方式には一般に次の2つがあります。
(1)最近隣点方式
拡大画像上のある点のピクセル値を、対応する元画像上の最も近いピクセル値とする。
(2)線形補間方式
拡大画像上のある点のピクセル値を、対応する元画像上の(厳密な)点の周囲4点のピクセル値
を直線で補間して求める。
元画像上の厳密な点の座標を (x, y)とし、整数 i, j が
i ≦ x < i + 1, j ≦ y < j + 1
を満たす時、点 (x, y) でのピクセル値 P(x, y) を次式で求める。
P(x, y) = (i+1-x)(j+1-y)P(i+1,j+1) + (x-i)(j+1-y)P(i,j+1) + (i+1-x)(y-j)P(i,j+1) + (x-i)(y-j)P(i+1,j+1)
ここでは、これら2方式に加えて、線形補間+鮮鋭化による画像の拡大も体験できます。 また、
・マウスホイールで拡大縮小
・マウスドロップ&ドラグで平行移動
ができます。
よりクリアな拡大画像を得る方法として、次のようなものがあります。
・超解像技術(Super-resolution)
東芝が本機能を搭載した液晶テレビ「REGZA」を販売しています。
・Compressed Sensing
刑事ドラマなどでもお馴染みの「荒い画像から容疑者の顔をはっきりと浮かび上がらせる」手法。
[参考文献]
東芝の超解像技術
マウスホイール対応
画像変換3:鮮鋭化とエッジ検出
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