■太陽光発電: 建物の方位角と屋根の傾斜角による年間発電量の比較

 広島市内(北緯34度付近)の住宅の屋上に設置された太陽光発電システムを想定し、
  太陽光発電における発電量計算プログラム
を用いて、
 ・建物の方位角: 発電パネルを設置している屋根の真南に対する角度
 ・屋根の傾斜角: 発電パネルを設置している屋根の傾斜角(水平陸屋根が0度)
と年間の総発電量の関係を計算し、表にしたものを示します。

・屋根の傾斜角は20〜40度程度が最適ですが、70度の急勾配でも2割程度の減少に留まっています。
・方位は真南が最適ですが、あまり急勾配の屋根でなければ東あるいは西向き(方位角90度)でも発電量は2割程度しか減少しません。
・ここには記載していませんが、北向きの屋根(傾斜角がマイナス)でも南向きの場合の半分程度の発電量が得られます。

太陽光発電における年間発電量比較
(真南で屋根傾斜角30度の場合を100とした指数、広島市内)
傾斜角
(度)
方位角(度)
102030405060708090
85858585858585858585
1093939292919089888685
2098989796959391898684
301001009998969492898582
4099999897969491878379
5096969594929088848075
6089898988878583797570
7080818180807876736964
8069707070707068666258
9057575859606059575551



(注)方位角について
  0度:真南
 45度:南西または南東
 90度:真西または真東


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