■太陽光発電: 太陽電池の変換効率23%達成(三洋電機)

 太陽光発電においては「固定価格買取り制度(FIT:Feed-in Tariff)」が2010年度から導入されることが決まり、また地球温暖化防止の意識の高まりもあって最近ますます注目が集まっています。

 そんな中で、三洋電機が2009年5月22日に「太陽電池で世界最高の変換効率23%を達成」したと発表しました。

 太陽電池の変換効率とは入射する太陽光エネルギーに対する出力電気エネルギーの割合です。

   変換効率 = 出力電気エネルギー / 入射太陽光エネルギー x 100 (%)

 電力機器としての太陽電池の先駆けは米国のベル研にて開発されたもの(1954年)で、変換効率は当初6%程度でした。 その後、世界各国で開発が進められて現在に至っています。

 なお、太陽電池で発電した電気(直流電力)はパワーコンディショナで家庭用の電気(交流電力)に変換されますが、この際の変換効率は「電力変換効率」と呼ばれており、前述の変換効率とは全く異なります。
 電力変換効率はほぼ100%に近い値です。
[参考文献] Wikipedia: 太陽電池

三洋電機:HIT太陽電池セルで世界最高の変換効率23.0%を達成
太陽光発電: 固定価格買取り制度(FIT)
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