■太陽光発電: 気象庁データベースにおける月毎の全天日射量の値(2)

 気象庁の「過去の気象データ検索」では全国各地の年毎、月毎、日毎、時間毎の気温、日照時間、全天日射量などの気象データを知ることができます。

 このうち全天日射量の月毎の値は「指定された年」または「観測開始から現在まで」について表示できます。

 当然両者の同一年の値は同じになる筈ですが、時々異なることがあります。 後者の更新タイミングが少し遅れることがあるようです。

 この現象、2018年3月と4月にも発生しましたが、またまた発生しました。

 2021年11月11日朝の時点で「広島」の今年の11月のデータを見ると次のように異なっていました(単位:MJ/m2)。

 ●「指定された年(2021年)」: 10.2

 ●「観測開始から現在まで」 :  10.8

 これらは11月1日から10日までの平均値ですが、少し異なります。
 別途掲載されている11月の1時間当たりの日射量から計算すると、10.24 MJ/m2となり、「指定された年」の値が正しいと思われます。

 2018年3月に発生した時点で、念のため気象庁に連絡しましたが、その後も改善されていません。

 これらの値を参照する場合には注意が必要です。
気象庁:過去の気象データ検索

太陽光発電: 気象庁データベースにおける日毎の全天日射量の値(2018年3月)
太陽光発電: 気象庁データベースにおける日毎の全天日射量の値(気象庁からの回答、2018年3月)
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