らふすぺーす passed days

vol.16 * 1999.4.1 〜

のんびりしてて、ぽかぽかしてて、いろんなモノが芽吹く新しい季節。
からだより大きなランドセルを背負った1年生たちを目にする季節。あれ見てると、ほほえましく思う。
自転車や、バイクや、道を歩く人を多く目にする季節。
空は水色で、かわいい花や、キレイな花は咲くし、葉っぱの黄緑がまぶしくて、草も生える。。。
(あぁ。また、草取りして筋肉痛になる季節がやってきた・・・。すぐ、ボーボーになるんだから・・・。)
過ごしやすい、良い季節だと思う。

しかーし!【春】は、実はあんまり好きじゃなかったりする。
とりあえず、ダルい。もともと [だらだら] してるところに輪をかけて、さらに、シャキっとしない。
まさに、冬眠から目覚めたばかりのクマ 状態。。。(「一緒にすんな!」って、熊に怒られるかなぁ。)
「春は曙・・・」・・・やたら眠いし。って、こりは、春に限った事じゃないか(^^ゞ
【夏】が、苦手なんで、その気配を感じさせるとこも、ちっとツライ。
うぅーんん。また、秋まで辛抱だ。な。

「シャンとせーよ! シャンとっ!!」(笑)

ところで、4月1日は 【エイプリル・フール】。今年は満月でもある。さて、晴れるのだろうか?
石頭の我は、ジョークが苦手だ。信じてガッカリするのが嫌なだけかもしれんが。。。
そう言えば、『四月の魚(ポアソン・ダブリル)』という、高橋幸宏主演の映画があったな。
フランス語(?)のポアソン・ダブリルとは、エイプリル・フールの事らしい。
日本語で言う【四月バカ】より、よっぽど素敵なネーミングだな。
なんだかヘンテコなストーリーだったが、あの映画に出てくる、お菓子を作る時の魚型が欲しかった。
そんな映画を見た事を、急に思い出した。


vol.17 * 1999.5.9 〜
RADIO

10代は ラジオで過ごした と言って良いくらい、朝から晩までいつも聞いていた。
家にテレビが何台もある時代ではなかったし、しかも、チャンネル権は全く無かったことも原因ではある。

キャッチ出来る電波は、全部受信したいと思っていた。北海道から北九州、FENまでは聞いていた。
音楽が聞こえてきたら、どんな雑音だらけでも意識を集中して聞き取っていた。
FENでは、洋楽をいっぱい聴いた。NHK−FMでも聞いた。小林克也氏の番組が好きだった。
ラジオを聞かなくなってからは、洋楽はさっぱりわからなくなった。
深夜放送で好きなDJもいた。好きな歌がいっぱい出来た。好きなアーティストがいっぱい出来た。
ラジオを聞いていなかったら、出会えていなかったと思う。音にも、人にも。

【テレビに出ない】ことが、流行になっていたこともあった。(どうせ見ないから関係なかったケド)
「 video kill the radio star ♪」 去年誰かがカヴァーしてたバグルスの曲。邦題『ラジオスターの悲劇』
視覚で感じると、想像の部分が欠けてしまう。耳だけで受け止めるのは、想像する楽しみがあった。
逆もまた然り。
ルックスで入って、声聞いてガッカリって事も無くはない。

・・・で、そゆうことが言いたかったのではなくて、
多感な時期にたくさんの音に出会えたことは、ホントに良かったと感じている。って事だ。

数年前から、帰ったらまずテレビのスイッチを入れる生活になっている。
と言っても、ちゃんと見ていることは少なくて、たいてい何か他のことをしている。不経済なことだ。
今はFM局も増えて音楽もたくさん聞けるのに、ラジオを聞くことがほとんど無くなったというのもおかしな話だな。


vol.18 * 1999.6.27 〜

梅雨入りからずいぶん経ってやっと雨の日が続いている。
雨降りの日はどっちかというとうっとおしく思うけど、雨自体はキライではない。

草木の緑がキレイに見える。アジサイの花が鮮やかな色になる。
小さい子供たちの黄色い長靴と傘。
雨だれの下の水溜まりにポチャポチャ落ちる雫の王冠。。。
(小学生の頃、「ミルクの王冠」というスロー画像を見た事がある。雫が落ちた瞬間が王冠に見える)
雨ガエルとカタツムリ。(←悲しい事に うかつに触れない時代になってるらしいが・・・)

静かに真っ直ぐ降る雨と、ほかの景色が見えなくなるくらい一気に降る大粒の雨。
降ったりやんだり・・・は、イヤだな。出かけないでずっと家に居る時なら、雨も良い。

NHK-FMの日曜夕方の番組で、6月になると必ず【水モノ特集】をやってたのを思い出す。
これは雨の歌の特集で『悲しき雨音』と『雨に唄えば』が流れるのが楽しみだった。
詩になりやすいんだな、雨って。でも、悲しい内容のものが多いような気がする。
やっぱり雨は【 空の涙 】? (あ。ガラにも無いよな事 書いてるな(^^;ゞ)
あ、細野晴臣氏の『相合傘』は、雨が嬉しい歌だったな。
「すっかり晴れたら離れなくちゃ〜 もっと降れ降れ あいあーい傘 道行き♪」
好きな人と居れば、雨もまた楽し。ってな。イチャイチャしてみたいもんだ(笑)

たくさん降りすぎても、全然降らなくても、いろんなトコロに何らかの影響が出てくる。
四季の国は、ここ数年どこかがおかしくなって来てる。
と、不安だけ持っていても、どうにもならない。
せめて自然に対して優しくなりたいものだな。・・・なれるかな?


らふすぺーす