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ユージン=オーマンディ

Eugene Ormandy
Eugene Ormandy
1899 - 1985


ユージン=オーマンディは、ハンガリーに生まれたアメリカの指揮者です。小さい頃からヴァイオリンを始め、名手イエネ=フーバイに師事し、優秀なヴァイオリニストへと成長しました。その腕を買われてアメリカへの演奏旅行に誘われますがまんまと騙され、異国の地にたった一人で放り出されます。生活のため、ニューヨークのキャピトル劇場の管弦楽団でヴァイオリンを弾いていましたが、偶然のきっかけから指揮をするようになりました。才能と努力の積み重ねによって着々とステップアップし、ミネアポリス交響楽団(現ミネソタ管)での5年間を経て、世界最高のオーケストラのひとつであるフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を、44年(1936〜80)という長期間に渡って務めたのです。その間、名人揃いのオケとの相乗効果もあり、分厚く心地よく豊麗で華麗でパーフェクト、一度はまると逃れることのできない魅力あふれる音楽を我々に提供し続けてきました。しかし、彼ほど正当に評価されなかった指揮者はいませんでした。

21世紀に、オーマンディが正当に評価されることを祈って...


(裏)オーマンディ