浮きがじわっと沈む、のっこみの走りの時期でしたからアタリは小さい時期です。
アワセる、「よし、のった」。右横で釣っている竹下さんを意識しながら浮かせにかかる。
手応えから35cm弱。深いポイントです。チヌの姿がもう少しで見えるというところまで上げたでしょうか。急に竿がテンションを失います。「バラシ...」。
苦笑いしながら仕掛けを回収すると、針がカエシの下のところで完全に折れています。
特に細い針を使っていたわけでは有りません。
がまかつ チヌ2号です。
こんなところがで針が完全に折れたことがこれまでなかったし、竹下さんも始めて見た、と言っておられました。

これは1998年3月21日に高橋さん(「広島湾のチヌ釣り」)と竹下さん(「団子釣り名人への道」)の御大お二方と同行させてもらった日の出来事です。
がまかつというメーカ=質実剛健 高いけどいいものを売っている、という印象が強かったため、少しがっかりしました。高々35cm弱程度のチヌで針が折れるなんて...
がっかりした勢い?をかって、折れた針を同封して手紙をがまかつに送付しました。
一応メーカだから、代替品とステッカーくらい送ってくるのかな?程度の期待でした。
私の送った手紙の文面は以下の通りです。
「がまかつ 御中
拝啓 貴社益々ご清祥のこととお慶び申しあげます。
さて、もう永いこと貴社製品を愛用しておりますが、ここ最近貴社製品を使っていて唖然とさせられることがありましたので、不躾ながらご意見を述べさせて戴きます。
今回唖然とさせられたのは針です。
先日水深約15m程度の割合深いポイントで底付近でチヌを掛けました。手応えからしておそらく30〜35cm程度のサイズだと思いますが、もう少しで姿が見えるというときに竿先が跳ね上がりました。掛かりが浅かったか、と思い仕掛けを巻き上げて針を見ると、なんと添付していますようにかえしの下の辺りで完全に針が折れている。この針は根掛かり等は一切しない状態で1〜2時間程度使っただけの新品です。
唖然として周囲の人に見せると、「こんな経験はない」と皆言われていました。
なお、この針は紛れもなく貴社の「チヌ」です。
・・・・・・途中略・・・・・
こんなことを考えていると、針が根掛かりしたときに、ハリスが切れずに針が折れることが最近多いように思います。
素人がどうこう言えるものでは無いのですが、素材、或いは工程(焼き入れ)上で以前と変わったことがないでしょうか。もし先日針折れで逃がしたチヌが滅多に見れないようなサイズだったら、2度と貴社の製品は使わなかったかも知れません。
なお、針折れを起こした時のタックルは、竿はプレシードスペシャル1号5.4m、道糸2号、ハリスフロロカーボン1.5号でした。
魚を釣る上で針は釣り人と、魚の接点になる最も重要なアイテムです。メーカとして責任をもって製造して戴きたくお願い申し上げます。
敬具」
かなり自分よがりな文面だなぁ、と今読み返してみると思いますね。
まぁ、今更どうこういっても始まりません。とにかくこんな手紙を出しました。
それから1〜2週間経ったでしょうか。