新ポイント開拓...失敗

本日の釣果(2000.8.6)

チヌ29cm×2
 21〜24cm×3(リリース済み)

グレ30cm×2
 20〜27c×4(リリース済み)

朝から荒行でした...


夏場の日中のフカセポイント。グレなら幾らでもありますが、ことチヌとなるとかなり厳しくなります。
グレの多いポイントに入ると、相当苦戦しますから...ここ数年、グレの釣れない地磯は無い状態になってきていますが、それでも場所により濃い薄いの違いはあります。
後は青物。大島の場合特にアジがそれなのですが、こいつらが海面を黒く染めるようなポイントに入ると、まず期待できません。

幾つかポイントのストックはあるのですが、もう少し....ポイント選択の幅を広げるため、新ポイントを探してみることにしました。

周防大島着。まだ5時前。日が昇るのが少し遅くなりました。
夜明けの海辺を歩く私の姿があります。目指すポイントまで、片道どれくらいだろう....結構距離があるようです。片道20分掛けて到着した磯は....浅そう.....それはいいとして、どうにも釣り座の岩場は潮が高くなると帰れなくなりそうです。今日は昼過ぎには上がらないといけないため、どうにもこのポイントは難しい。

少し引き返したところに、釣り座になりそうな岩があります。が、潮の流れ筋の30m沖に網が...せめてもう少し沖に網が入っていれば、釣りになりそうなものなのですが....

結局断念して、20分かけて車に帰ります。もう汗だく.....

既に時間は6時。

次に目星をつけていたポイントへ。車を置いて海へ出てみると、ここも潮が高くなると帰れなくなりそう。

また車へ。

既にスポーツドリンク500mlが一本空いてしまいました。

次のポイントへ。

車を置いて、取りあえず手ぶらで磯を探検してみます。ちょっと難しそうですが、なんとか潮が高くなっても帰れそうです。磯の雰囲気はなかなか。ここに決めます。


一度車に帰り、荷物を持ってポイントへ。準備し終わる頃には、既に7時。2時間もポイント探しをしていました。

撒き餌を打つと、一面草フグが作る波紋だらけ。道糸を囓られる恐怖と戦いながら、少し沖合の干出し岩の周辺に撒き餌を大量に入れて、草フグを集めながら、手返しを続けます。

徐々に日が高くなってきました.......ありゃ???こりゃ、浅い。

20m沖で浮き下2.5ヒロが根掛かりします。駆け上がりがあると見ていたのですが、その駆け上がりは遙か沖合。
もう移動する気にもなれませんので、夏場の最終兵器、遠投フカセに全てを託します。

潮が小さいため、潮位が高くなっても浅い。お陰で今日は一日中、仕掛けもフルスイング。撒き餌もフルスイングでの釣りを強いられました。

さて、草フグ、ベラといったお馴染みの餌取りが釣れています。

そんなとき、一見チヌのような2段引き。アワセるとガン!という重量感!やった!と思ったら、ちょっと様子が変。
浮いてきたのは非常に紛らわしいアタリを出した30cmのグレでした。
コッパグレが続いて.....
右へ流れていた潮が少し緩みました。その直後、浮きがジワッっと滲み、さらにスピードを増して水中へ!バシッ!今度は正真正銘チヌのようです。が、型は期待できません。迷わずぶち抜いたのは30cm少し切るくらいのチヌでした。

この後、コッパグレは掛かったものの、静かな時間が続きます。
何だか様子が変。仕掛けが馴染みません。ふと足下に目をやると.....ん????クラゲの大群です。沖合に出来ている波紋も全てクラゲ。偏光グラスを掛けてみると、一面クラゲの絨毯です。

これだと着水前に仕掛けを張って、刺し餌を沖へ飛ばすようにしていたのでは、浮きと刺し餌の間で糸がクラゲに当たって仕掛けが馴染みません。やむを得ず、絡むのを覚悟で浮きと刺し餌を同じ地点に落下させます。

が、敵はクラゲだけではなかった。仕掛けが馴染まないままふらふら動いています。思い切ってアワセを入れると細長い30cm程の魚体が海面で跳ねます。サヨリです。またまた偏光グラスを掛けて見てみると、撒き餌の回りでギラギラ細長いものが光っています。

これはフグ対策の軽い仕掛けでは勝負になりません。

重い仕掛けを....ポケットを探ると、先々週活躍した”こばしん浮き”に目が止まります。(97ページ「暑い!」参照)

ひょっとして釣れたりして...などと思いながら、こばしん浮き2Bに道糸に2B,ハリスにG2とG7×2を打って一気に仕掛けを沈める作戦に出ます。

いきなりです!
その一投目。いきなり浮きが沈みます。半信半疑でアワセを入れると、なんとチヌ。先のと同サイズのチヌでした。

次の一投。また浮きが沈みます。今度は30cmのグレ。

浮きが凄いのか、偶然なのか....状況が急変します。

その後、リリースサイズのチヌを3枚とコッパグレを釣って、まだ期待できそうだったのですが、時間が来てしまいました。

クラゲの下にはチヌが居たということでしょうか...ただ、ポイントの雰囲気からして、あまり良型は望めそうにもありません。もう少し潮が通ってくれれば違うのでしょうが...この新ポイントは決してアタリではなかったようです。

という訳で、今ひとつ落ち着きのない釣りをしてしまい、何となく不完全燃焼の”今日”でした。


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