設定: 時は西暦20XX年、地球は核の炎に包まれた。人口の大半が失われ、多くの文明、科学が消えた。生き残った人々は、力が全ての新たな秩序の中で暮らしていく。治安は乱れ、勉強に目標を見失った学生は、徒党を組んで商店街を襲い品物を奪っていく、徐々にそれを指揮し、集団化していく支配者(古泉神)が現れ、東京を中心とした中央集権により治安の確保、そして、他国へは侵略、甘言により自国の勢力拡大を計っていく。 古泉神は順調に支配力を固めているが、問題は山積だ。異国には国内法律では取り締まれない金神の内政干渉や、多額の出費になるブッシュ神から異国への派兵要望。国内では古泉政治を快く思ってない、豪族達は反乱を起こす機会をうかがっている。 第一話:主要人物 ■古泉神:自民大名党、党首 ■丘田氏:民主豪族党、党首、郵政民営化を反対する。 ■ホリエ・モン:日系中国人である為、日本の常識をくつがえす行動を起す。 ■静香:郵政民営化を反対した、元自民大名党員。
第一話:2005/09/21更新 民主豪族党の丘田氏は、打倒古泉に予想以上苦戦していた、兵が集まらないのだ。特に都市部での徴兵が上手く行かない。考えられた事は、自民大名党は民から、これ以上の徴収を行わないと宣言した為である。 とにかく集会の数を増やすしかない。丘田氏は大阪から移動しようと車に乗り込んだ直後、 白い閃光が走り、衝撃が起こる。 丘田氏の移動車に、プラスチィック爆弾がしかけられていた。 同時に何枚か白い用紙が舞った。そこには”郵政民営化賛成”と書かれた、A4サイズのコピー用紙が舞っていた。発覚を恐れて一般的な用紙を使ったのであろう。幸い前方の支援者の車が爆破され、丘田氏は難を逃れた。 「許せない。」 これにより郵政民営化反対を強め、政権交代を訴えた。 なんとしても郵政民営化を反対した、元自民大名党員:静香と連携をとりたかったが、ここで難題が起こった、 郵政民営化を賛成する、日系中国人ホリエ・モンが参戦を表明した。 彼は日本人にも人気があり、片言日本語で演説を行い、若者の支持を掴んでいた。
「僕、ホリエ・モン」 「未来の国から来た」
「地元の為に何が出来ますか?」 と言いながら一万円札をばらまいた。
しかし、これが公職選挙法に抵触し、落選が確定してしまった。 だが、衆議院の戦いは、残虐性を隠した古泉神が圧勝し、丘田氏は責任を取り切腹を行った。
第二話:2005/12/31更新 古泉神は悩んでいた。 ブッシュ神と一緒に参戦したイラク戦争に反発し、労働をしない兵隊にもならないニートと呼ばれる若者が増えたのだ。 古泉神は一人で考えていたが、細陀官房長官に話しかけた。 「ニートに対し無策では、民からの批判をかわせないし、これ以上の支持率の下降は避けたい。」 細陀官房長官は目をつぶったまま聞いた後、口を開いた。 「イラクに大量破壊兵器がある事を信じた、外務省に問題があると責任を転嫁させましょう。」 古泉神は、どこまでも腐った奴だと感じ、 この発表では、長期政権は危ういとして更迭を考えた。 こいつが口を出さなければ、くそ・・・。イラク参戦、香打見殺しまでも思い出す。 だが、このやりとりでは終わらなかった。 ・ ・ その三日後に細陀は亡くなった、死因は首を吊っての自殺をした。 マスコミでは、「香打を見捨てた罪悪感を思い出して、発作的に自殺を行ったのではないか?」と報道されたが、 古泉神が人を使い、首を絞めて殺したのだ。 「情報操作は上手く行っている。」古泉神はニヤリと微笑んだ。
第三話:主要人物 ■県四郎:一子相伝、北朝鮮神拳の使い。必殺技は拉致家族逆撫拳。 ■竹部幹事長:古泉神の第一の部下。必殺技は斉藤拳。 ■麻生氏:古泉神の武将、北朝鮮との調停を任されている。
第三話:2006/06/12、06/25更新 古泉神は反乱を起こした、中国地方の静香を討ちに向かった。 東京から広島に行くには一日では足りず、中ほどの京で、ホテルに泊まる事にした。チェックイン時の支援者は 96名だったが、空き室が50名分のため、残りの46名はロビーなどを使い、ホテル前で待機している。 ビジネスホテル”本能寺”過去の火災により、多数の死亡者を出したホテルだったが、防火対策の末、運営許可をもらい営業を開始していた。 古泉神は手続きを済ませた後、テレビを付けてくつろいでいた。 有料エロビデオを見てたが、二本目の中出し場面の辺りから、どこからもなく奇声が聞こえてきた・・・。 「ほあたたたたたーーーー、ほぁちゃー」「ひ、でぶー」「プシャー」 最後に水が入ったバケツのひっくり返した音がした。 ・ ・ 少し気になりテレビから離れ、窓から外の様子をうかがった、 信じられない光景だ、ホテル入口の見張り部隊が、たった一人の男に蹴散らされていく。その男の拳、蹴りが一つでも当たれば、兵隊は何秒後かに内臓、脳みそが飛び散っている。 兵隊A「だ、誰だお前は?」 兵隊B「だ、だ、誰だお前は?」 兵隊C「だ、だ、だ、誰だお前は?」 ・ ・ 兵隊も驚きを隠せず、声が震えてるようだった。
たった一人で現れた男は、異常に眉毛が太く、問いかけにも無表情に見える。 「殺しのプロだ。」古泉神はそう直感した。 男はゆっくりと答えた。 ・ ・ 謎の男「お前に、名乗る名前は無い。」 ・ ・ 何度も繰り返される、兵の質問に聞き飽きたのか男は、我が兵隊を殺しまくってる。
謎の男「ほあたたたたたたたたたたたたたたーーーー、ほぁちゃー」 ・ ・ 「俺は太ってるか?」 ・ ・ 兵隊A「否(ひ)、デブー」 謎の男はそれを聞いて無表情のまま、「フ・・」と呟いたあと、拳を受けた兵隊の体が膨らみ、皮膚や血管が破裂し鮮血が飛び散る、 「プシャーー」 ・ ・ 兵隊は死を回避したいがため、謎の男の体格の良さを大声で認めたが、それでも無残に内臓破裂を起こして殺している。なんと言う男だ、何を言っても殺す気だった。 ・ ・ 拳を突く時に発する「ほあたたた」の叫び声は、我が兵隊の眠りを妨げ、兵隊だけでなくギャラリーまでが、徐々に門の前に集まって来るが、現場についた多くの兵隊は、死体に驚愕して遠巻きにして立ち尽くしている。 ・ ・ 謎の男「横多めぐみさんは、もう既に死んでいる。」 兵隊達「???」 ・ ・ ?「私の弟、私の息子を、よくも可愛がってくれたな。」 少し太り気味の眼鏡をかけた、中年のおじさんが兵隊をかき分けて出て来た。 ・ ・ 謎の男「何だこのデブは?」 ?「どうやら私を知らないようだな、古泉神の第一の部下、竹部幹事長である。」 ・ ・ 謎の男「ふ、お前なら知ってるはずだな。」 竹部幹事長「何の事ですかな?北朝鮮神権継承者、”県四郎”様とお見受けしましたが、私の脂肪の底にある、経絡秘孔は付けませんぞ!」 ・ ・ 県四郎「お前のようなデブは、海外ボランティアにでも行った方が良いな。」 「・・・ポキポキポキ」県四郎は拳を鳴らし始めた。 ・ ・ 竹部幹事長「なんだと?見ておれ・・・」 ・ ・ 竹部幹事長「選挙戦切札!!!ジャンケンポン、斉藤拳!!!」 ・ ・ しかし、肥満体が放つ拳は、軽々と避けられていく、 竹部幹事長「な、なにーーー!!!!」 驚愕する竹部幹事長。 ・ ・ 逆に、県四郎の拳は命中していく、 県四郎「ほーーーあたたたたた」 腹の中央から、円状に拳を撃ち続けると、脂肪は端に寄っていき、内臓がくっきり見えてきた。 ・ ・ 竹部幹事長「ひーーーーー。」 県四郎「・・・これで秘孔が付けるな」 竹部幹事長「や、やめてくれ!!!!私に責任は無いのだ、命令されて来ただけなんだ。」 県四郎「誰にだ?」 竹部幹事長「古泉総理、総理にです・・」 県四郎「そんな事はどうでもいい、次の総裁候補は、誰にだ?と聞いている。」 ・ ・ 数秒の間にイラついたのか、県四郎は奇声を発し、秘孔を突いた・・・。 県四郎「ほーーーーあたーーー。」 数秒後、竹部幹事長の内臓が膨らんでいく。 ・ ・ 竹部幹事長「あ、あ、あべしー(安倍氏)」 「プシャーーー」 竹部幹事長の内臓が飛び散る。 県四郎「やはりそうか」 ・ ・ 「ドン、ドン、ドン」 「総理、総理、」 部屋のドアを叩く音が聞こえる、顔を確認して迎え入れた。 兵隊B「大変です。何者かが侵入しようとしております、我が兵では時間稼ぎが・・」 兵隊C「使われる拳法から、北朝鮮神権の使い県四郎と思われます。」 兵隊D「自由大名党 森派閥、麻生氏の謀反と思われます。裏口から脱出の準備をしますので、今すぐ、ごじゅんび・・・・おぅぉーーーー」 古泉神「????」 話の途中から、奇声を発したかと思うと、 「ピラーーーーーー、グォグォ、プシャーーーーー」 高音の機械音が聞こえた後、3人とも頭が風船が膨らむように変形していき、最後に脳みそが噴水の様に飛び散った。 北朝鮮神権の恐ろしさを目の前にして、しばらくの間は動く事が出来なかった。 ・ ・ 「次はお前の番だ。」 そんな声が聞こえた気がした。 古泉神は死んだ兵を見ながら、こう言った。 「是非に及ばず。」 県四郎と対抗するには、兵が圧倒的に少ない・・覚悟は決まった。 生き残ってる兵に命じ、ホテルの防火シャッターを閉める事をし、県四郎の侵入を遅らせたのち、布団に火をつけた後、一人考え・・・。 古泉神「任期は五年ぐらい 下天の中(うち)を比ぶれば 日本の総裁(そうさい) 夢幻(ゆめまぼろし)のごとくなり」 ・ ・ 炎の中、輪にメールを送り・・・・煙の中へ消えていった。
県四郎に発見された時、古泉神は死んでおり、
完
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