猪目洞窟遺跡


 鵜峠浦行バスで出雲大社の裏山を越え、日本海側の平田猪目町海岸にでた所の西よりにある大きな洞窟が猪目洞窟である。今は船溜りに利用されていて雑然とした雰囲気であるが、「古事記」伝承による「黄泉の穴」といわれている。「出雲国風土記」に「磯より西の方に窟戸あり。高さ広さ各6尺許なり。窟の内に穴あり。人入ることを得ず。深き浅きを知らず。夢にこの磯の窟の辺りに至る者は必ず死ぬ。故、俗人、古より今に至るまで、黄泉の坂、黄泉の穴と号くるなり」とある。
 これを裏付けるように、ここから多数の人骨・土器・木器・貝輪など、弥生時代から古墳時代にかけての遺物が出土している。出土品は現在、大社町役場に隣接する収納庫に収められていて、町教育委員会に頼めば見せてもらえる。

出雲てくてく紀行

猪目洞窟遺跡の闇の奥!!


関連リンク

大社町役場
: ここで洞窟内の遺物を見せてもらえる。見学する時はあらかじめ連絡をしていこう。

大社町環境協会
:大社町環境協会が開設した観光サイト。大社を旅するならまず、ここをチェックしてから行こう。

猪目分校ホームページ
:生徒数6人の猪野目分校ホームページ。洞窟とは関係ないのだけど情報発信は誰でもできるという
お手本としてここでは採り上げたい。


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