xy色度図(CIE 1931)における色度座標(x, y)と、代表的な均等色度図であるuv色度図(CIE 1960)における色度座標(u, v)の相互変換式は次のとおりです。(注1)図形の相互座標変換について
・(x, y)--->(u, v)の変換式
u = 4x / (-2x + 12y + 3)
v = 6y / (-2x + 12y + 3)
・(u, v)--->(x, y)の変換式
x = 3u / (2u - 8v + 4)
y = 2v / (2u - 8v + 4)
この変換式を次のように一般化し、より均等なuv色度図が得られないか検討してみましょう。
u = (a1x + a2y + a3) / (c1x + c2y + c3)
v = (b1x + b2y + b3) / (c1x + c2y + c3)
下図で係数a1, a2, .., c3 の値を設定して「変更」ボタンを押すと、それに対応したuv色度図が表示されます。 「標準」ボタンで通常のuv色度図(CIE 1960)に戻ります。
また、「面積」ボタンを押すと色度図内の赤、緑、青の領域の面積表示を絶対値あるいは%表示に変更します。
a1 = 6, b2 = 12, c1 = -3, c2 = 8, c3 = 5, a2 = a3 = b1 = b3 = 0 とすると、かなり均等なuv色度図が得られます。 色々とトライしてみて下さい。
「uv -> xy」欄に表示される値は、(u, v)から(x, y)への逆変換式:
x = (a1'u + a2'v + a3') / (c1'u + c2'v + c3')
y = (b1'u + b2'v + b3') / (c1'u + c2'v + c3')
の係数 a1', a2', ..., c3' です。
画面左側のxy色度図上の点(Point)、直線(Line)、円(Circle)を、右側のuv色度図上に座標変換(射影)します。 逆に、uv色度図上の点、直線、円をxy色度図上に変換することもできます。(注2)赤、緑、青の3領域への分割方法について
・"Point"、"Line"、"Circle" で図形の種類を選択します(モーダル)。
・"Point" の場合はその位置をマウスでクリックします。
・"Line" の場合は始点と終点をマウスでクリックします。
・"Circle" の場合は中心と円上の1点をマウスでクリックします。
・"Delete" で、最後に入力された図形を削除します。
・"Clear" で、全図形を削除します。
3領域への分割はRGの中間色であるイエロー、GBの中間色であるシアン、BRの中間色であるマジェンタを示すラインで行います。CIE XYZ表色系(9): XYZ-RGB の変換式 と カラートライアングル