■CIE XYZ表色系(3): 標準の光(標準イルミナント)
●測色用標準イルミナントとは
色の測定(測色)の際に用いる光源については JIS Z8720 で次のように規定されています。
・標準イルミナントA
・標準イルミナントD65
・補助標準イルミナントD50
・補助標準イルミナントD55
・補助標準イルミナントD75
・補助標準イルミナントC
標準イルミナントAはCIEによって相対分光分布が規定されたもので、一般照明用の白熱電球で照明された物体色を表示する場合に用いられます。
標準イルミナントD65は平均昼光を代表するものです(相関色温度が約6,500K)。
補助標準イルミナントCは相関色温度が約6,800Kの平均昼光で、北窓からの昼光を代表するものです。
●標準イルミナントの相対分光分布
標準イルミナントの相対分光分布は JIS Z8720の付表に波長300nmから830nmについて5nmごとに規定されています。 このうちの3種類について、相対分光分布図を示します。
[参考文献]JIS Z8720:測色用標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
CIE XYZ表色系(4): 分光立体角反射率に基づく色度の計算 "iCIE XYZ"
CIE XYZ表色系
ホーム