■フィボナッチ数列(2): ひまわりの種の配列を描く
ひまわりの種を見ると、らせん(螺旋)状に整然と並んでいます。
写真では青のらせんが34本、赤のらせんが55本確認できます。 更に詳しく観察すると、21本や89本のらせんも存在します。
21、34、55、89 などはいずれもフィボナッチ数列に含まれる数字です。

ここでは、ひまわりの種の配列を描くプログラムを紹介します。
種の数、らせん表示の種類などを変えて、ひまわりの種の配列(並び)の神秘を眺めて下さい。
・計算スピードを変更できる。
最小にすると約1秒毎に種が増える様子が確認できる。
最大にすると瞬時に計算終了。
計算中もスピード変更可能。
・図の拡大、縮小、移動ができる。
・各種の表示オプションがある。
デモ表示も可能。
・種の数を変更したら、「計算&表示」ボタンをクリックする。
[ 計算式 ]
ひまわりの花(頭花)の中心を原点とする直交座標系における種の位置(x, y):
x = a・t・cos [ (α/180)πt ]
y = a・t・sin [ (α/180)πt ]
ここで、
a : 任意の定数
t : パラメータ(媒介変数)
α : 黄金角 = 360/ ( 1 + φ ) = 360/ φ2 ( = 137.507764・・・°)
φ : 黄金比 = [ 1 + sqrt(5) ]/2 ( = 1.618・・・)
パラメータ t に自然数 1, 2, 3, ・・・ を順に代入して(x, y)値をプロットしていく。
(注) (x, y)の計算式において、
(α/180)π = α (π/180) = 2π/ φ2 ( ≒ 2.4 )
であり、これは黄金角をラジアン単位で表したものである。
ひまわりの種とフィボナッチ数列
フィボナッチ数列(1): フィボナッチ数列とは
フィボナッチ数列(3): 黄金比と黄金角
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