i- 太陽光発電所: 1時間毎発電量データの扱いについて(5)  

           〜 1時間毎の実際の発電量データを取得するアプリの書き換え 〜

 我が家の太陽光発電システムは2011年に現在のSharp製に切り替えましたが、2021年9月初めに保証期限(10年)が終了しました。

 システム設置当初から、1時間毎の実際の発電量と最寄りの広島地方気象台での日射量測定値を基にした理論発電量の比較を行ってきました。

 システムの1時間毎の発電量は電力モニタやWebモニタリングサービスにより知ることができますが、10年経過後はWebモニタリングサービスも終了し、宅内の電力モニタのみとなりました。

 電力モニタで表示される1時間毎発電量の数値データは小数点第2位以下を単純に切り捨てています。従って、これから1日当たりの発電量を算出すると、無視できない程度の誤差を含みます。

 そこで、保証期限終了後は、Webモニタリングサービスを使用することなく、電力モニタの発電量グラフから1時間毎発電量の数値データを精度よく取得するアプリを作成して対処してきました。

 当初作成したアプリはJavaScript言語で書かれていましたが、下記の問題がありました。

(1)Webブラウザー(Microsoft Edge)上でlocalで実行しようとすると、画像データの入力ができない。
   ・セキュリティーの問題と思われる。
   ・Web上にアプリとデータをアップすれば実行できるが、面倒である。
(2)そこで、Internet Explorer(IE)上でlocalで実行してきた。
(3)しかし、IEのサポートが2022/6/16で終了する。
   ・そうなると、上記(2)での処理が安心してできなくなる。
   ・IEは当面使用できるようだが、数か月後には完全に使用できなくなる予定。

 そこで今回、JavaScript言語からJava言語に書き換え、ブラウザなしで直接実行できるWindowsアプリとしました。


Javaアプリでの処理例(2022/6/12のデータについて)

  特に問題なく、従来のJavaScript版と同等の精度の良い値が得られています。

  20220612H.jpg


i- 太陽光発電所
i- 太陽光発電所: 1時間毎発電量データの扱いについて(4a)〜 1時間毎の実際の発電量データを取得するアプリの作成と処理例1 〜
i- 太陽光発電所: 毎日の発電量
i- 太陽光発電所: 1時間毎の日射量と発電量の表示(JavaScript版)
ホーム